教育史・教育心理

【解説055】デューイ思想の継承者3人。プロジェクト・メソッドのキルパトリック、「個」重視ドルトン・プランのパーカスト、「個と集団」両方重視ウィネトカ・プランのウォッシュバーン

今回はデューイの影響を強く受けた方々について。 デューイ(1859-1952)は新教育運動を理論的に体系化し、子どもが主役で活動を重視した教育を行ったことで有名(前回記事参照)。そのデューイの影響は大きく、デューイ思想を…

教育史・教育心理

【解説054】1900年前後、社会と教育のつながりを考えた3人。社会的教育学ナトルプ、教育による社会化デュルケム、集団教育マカレンコ

今回は1900年前後、社会と教育のつながりを考えた3人を扱います。 ナトルプ (1854-1924)  ドイツ 特徴的な名前!。ナトルプは、「新教育」の流れの中で、教育をもっと社会を通じて行うべきだと主張した人物。ヘルバ…

教育史・教育心理

【解説053】1900年またぎでヘルバルト派から子ども中心の流れへ。児童中心主義のエレン・ケイ、実験学校を作ったデューイ

19世紀はヘルバルト派らの段階教授に見られるように、大人の立場から教育を考える風潮が強かった時代であった。しかし、19世紀の終わり頃からそうした教育を見直し、より子どもの立場あるいは社会の立場に立った教育思想が登場するこ…

教育史・教育心理

【解説052】1800年またぎの3人。孤児や貧民の救済に尽力したペスタロッチ、4段階教授法のヘルバルト、世界初の幼稚園フレーベル

今回は18世紀から19世紀にかけての大物3人。  ペスタロッチ(1746-1827) スイス ペスタロッチはルソー(前回の記事で扱ってます)の影響を受けまくっている。子どもの学習と農場労働を一体化した貧民学校の…

教育史・教育心理

【解説051】近代教育史始まり1650〜1750年頃。世界初の絵入り教科書コメニウス、注入主義ロック、消極教育ルソー

今回から教育史を扱う。今回は17世紀以降の近代の教育界に登場した有名な3人の方々の紹介。 コメニウス(1592-1670) チェコ 近代の教育者として一番最初におさえておくべき人物はコメニウス。彼はすべての者が進学しうる…