【解説026】市町村の教育委員会は小学校入学前年の11月までに「就学時健康診断」を行い、学校は毎年6月までに「健康診断」を行う。
今回はこれ。ちょっといろいろな話が出てくるのでまず表で確認しよう。 表上の、「就学時健康診断」というのはその名の通り、小学校入学前に行う健康診断のことである。対象の子どもは入学前年の11月末までに受ける。この診断結果をも…
今回はこれ。ちょっといろいろな話が出てくるのでまず表で確認しよう。 表上の、「就学時健康診断」というのはその名の通り、小学校入学前に行う健康診断のことである。対象の子どもは入学前年の11月末までに受ける。この診断結果をも…
今回はこれ。パッと見、似たような印象を受けるが、保健関係の2つの計画や基準の、「学校保健計画」、「学校環境衛生基準」について。 まず、そもそも「学校保健計画」、「学校環境衛生基準」というのがなんであるのかを説明しておこう…
今回は保健室関係。 まず保健室。保健室はどの学校にも必ず設置しなさい、ということになっている。 学校保健安全法第7条(保健室設置の義務) 学校には、健康診断、健康相談、保健指導、応急措置その他の保健に関する措置を行うため…
学年の始まりは4月1日、終わりは3月31日が基本である。 「え?当たり前じゃん」と思われるかもしれないが、一応確認。法律にも定められている(学校教育法施行規則第59条)。 やや紛らわしいのが「1学期の始まり」と「学年の始…
今回は学校の運営について、誰が決定するのか、ややこしいところを整理する。せっかくなので、本記事タイトルにない「休業日の設定」、「授業終始の時刻」もついでに追加しておく。該当する法律条文は以下の通り。 公立小学校の休業日(…
今回は主に小中の教科書の採択の手続きについて。義務教育諸学校で使用される教科書について、どの教科書を選ぶか、決定(採択)権は市町村の教育委員会にある。 文部科学省のWebページに詳しく書いてある。 教科書Q&A:…
今回は教科書の無償について。 義務教育段階での教科書については、国が購入し、無償で与える(義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律)。小中の教科書のだいたい裏側に、「この教科書はこれからの日本を担う皆さんへの期待…
今回は教科書の使用義務について。 学校教育法第34条などを要約すると、小学校から高校までの学校では 「文部科学大臣の検定を経た教科用図書」 又は 「文部科学省が著作の名義を有する教科用図書」(教科書) を使用しなければな…
今回は細かすぎるので迷ったが、扱うことにした。 学校教育法施行令第31条の内容である。一応全文載せて置くと、以下の通り。大学とか私立学校の場合もまぜて書いてある。 学校教育法施行令第31条 公立又は私立の学…
毎学期末に成績の通知表をもらうのが恒例になっているかと思われるが、この通知表は法的には作成する必要はないのである。(そうはいっても実際には慣習に従って作成することになるわけだが) では演習。 (演習) 次の文の正誤判定を…
指導要録および健康診断票について、進学時や転学時の対応について。 前回の表にもう一列追加したものが以下の表。 表簿 作成者 保存期間 進学または転学時の対応 指導要録 校長 学籍に関する記録は20年、指導に関する記録は5…
今回は、どの自治体でも頻出の学校表簿について扱う。 表簿というのはいろいろと学校が保存しなくてはならない書類のことで、ほとんどのものは保存期間が5年間と定められている。しかし、「指導要録」と呼ばれる生徒のデータが2枚セッ…