【解説035】教員の採用については、教育長が選考し、教育委員会が任命する
せっかくなので、採用という言葉よりも広い意味の、「任用」という言葉を説明しておく。「任用」には次の採用、昇任、降任、転任の4つがある。 「任用」のうち、「校長の採用」と「教員の採用および昇任」については次の法律に基づいて…
せっかくなので、採用という言葉よりも広い意味の、「任用」という言葉を説明しておく。「任用」には次の採用、昇任、降任、転任の4つがある。 「任用」のうち、「校長の採用」と「教員の採用および昇任」については次の法律に基づいて…
今回は児童福祉司について。 法律では次のようになっている。 前回記事で扱ったように、児童相談所は都道府県が仕切っているわけだが、その児童相談所の相談&調査をつかさどる人、つまり実働部隊として動く方は「児童福祉司」…
今回は児童相談所に関する話。 児童相談所についての規定は児童福祉法第12条にある。そのままだと長いので、必要なところを4つほど抜き出して要約する。 児童相談所は都道府県が仕切ってやるわけだ。所員も都道府県の補助機関である…
今回は、児童福祉法に関して、出題歴のある定義系の知識を整理する。 まず、子どもの呼び方は、年齢により次のように区分されている。学校教育法においける「児童」はおおむね小学生のことを指すが、児童福祉法では18歳未満の子どもは…
今回は虐待への対処について。 この記事は教員採用の対策ということで書いているが、実際に現場で虐待を受けたと思われる児童・生徒を発見する可能性も十分あることを想定し、正しい知識を整理しておきたい。 児童虐待防止法に、児童虐…
今回の「性行不良による出席停止」、そして前回記事の「懲戒」に関する話題は、全国の自治体で頻出の内容である。 性行不良による出席停止の要件は、「性行不良」かつ「他の児童生徒の教育の妨げになる」こと 前回の記事でも述べたよう…
まず懲戒について述べた法律を二つ紹介する。 学校教育法第11条(児童・生徒・学生の懲戒) 校⻑及び教員は、教育上必要があると認めるときは、文部科学大臣の定めるところにより、児童、生徒及び学生に懲戒を加えることができる。た…
今回は感染症対策。法的根拠はこれ。 学校保健安全法第19条(出席停止) 校⻑は、感染症にかかつており、かかつている疑いがあり、又はかかるおそれのある児童生徒があるときは、政令で定めるところにより、出席を停止させることがで…
今回はこれ。ちょっといろいろな話が出てくるのでまず表で確認しよう。 表上の、「就学時健康診断」というのはその名の通り、小学校入学前に行う健康診断のことである。対象の子どもは入学前年の11月末までに受ける。この診断結果をも…
今回はこれ。パッと見、似たような印象を受けるが、保健関係の2つの計画や基準の、「学校保健計画」、「学校環境衛生基準」について。 まず、そもそも「学校保健計画」、「学校環境衛生基準」というのがなんであるのかを説明しておこう…
今回は保健室関係。 まず保健室。保健室はどの学校にも必ず設置しなさい、ということになっている。 学校保健安全法第7条(保健室設置の義務) 学校には、健康診断、健康相談、保健指導、応急措置その他の保健に関する措置を行うため…
学年の始まりは4月1日、終わりは3月31日が基本である。 「え?当たり前じゃん」と思われるかもしれないが、一応確認。法律にも定められている(学校教育法施行規則第59条)。 やや紛らわしいのが「1学期の始まり」と「学年の始…