3.新時代に対応した高等学校教育等の在り方について
(1)基本的な考え方 略
(2)高校生の学習意欲を喚起し,可能性及び能力を最大限に伸長するための各高等学校の特色化・魅力化
①各高等学校の存在意義・社会的役割等の明確化(スクール・ミッションの再定義)略
②各高等学校の入口から出口までの教育活動の指針の策定(スクール・ポリシーの策定)略
③「普通教育を主とする学科」の弾力化・大綱化(普通科改革)
○ 現行法令上,「普通教育を主とする学科」は普通科のみとされているが ,約7割の高校生が通う学科を「普通科」として一括りに議論するのではなく, 「普通教育を主とする学科」を置く各高等学校がそれぞれの特色化・魅力化に取り組むことを推進する観点から,各学校の取組を可視化し,情報発信を強化するため,各設置者の判断により,当該学科の特色・魅力ある教育内容を表現する名称を学科名とすることを可能とするための制度的な措置が求められる。
○ どのような学科を設置するかについては,各設置者が現在の国際社会,国家,地域社会を取り巻く環境や,高校生の多様な実態を踏まえて検討されるものであるが,例えば,以下のものが考えられる。
・現代的な諸課題のうち,SDGs の実現や Society5.0 の到来に伴う諸課題に対応するために,学際的・複合的な学問分野や新たな学問領域に即した最先端の特色・魅力ある学びに重点的に取り組む学科
・現代的な諸課題のうち,高等学校が立地する地元市町村を中心とする地域社会が抱える諸課題に対応し,地域や社会の将来を担う人材の育成を図るために,現在及び将来の地域社会が有する課題や魅力に着目した実践的な学びに重点的に取り組む学科
・その他普通教育として求められる教育内容であって当該高等学校の存在意義・社会的役割等に基づく特色・魅力ある学びに重点的に取り組む学科
(以下略)
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