北海道の教員採用試験の面接で実際に聞かれた質問です。受験の参考になさってください。
(注意1)「匿名掲示板等の情報をまとめたもの」や「書籍からの情報」などではなく、実際に受験した受験生から「きょうさい対策ブログ(運営者:呉屋)」にお寄せいただいた情報をもとに作成しています。
(注意2) 受験生の個人情報に関わる部分など修正・改変している場合があります。
過去問の用意はできていますか?
\ 北海道・札幌市の「教職教養」過去問 (2024年夏実施 受験生向け) /
\ 北海道・札幌市の「面接」過去問 (2024年夏実施 受験生向け) /
【小学校】
個人面接(面接官2名,2回実施)
1人が質問役、一方は受験生の様子を見る。その繰り返し。
1回目
自己推薦書について
01 志望理由
02 北海道を希望する理由
03 重点的に履修した分野教科
04 努力してること
05 教育実習について
06 長所短所
07 友人は多いか少ないか
→友人はどんな人が多いか思いつくか
08 友人からどのように思われていると思うか)
2回目
自己推薦書について
01 志望理由
02 北海道を希望する理由
03 部活動について
04 ボランティアについて
05 趣味について
06 資格・特技について
07 ストレス解消法は
08 大学での研究内容
09 気になる教育時事(コロナと高学年教科担任制を挙げるも、後者のみ深掘りされた)
事務的な内容
10 健康状態
11 北海道内で希望する地域はあるか。あるならその理由。
12 最後に他の受験生とはこれが違うといった自分の強みは何か。
(受験生より)
回答の中身というよりむしろ、怯まず、堂々とハッキリ答えようとしたことがよかったのではないかという印象を受けました。「今から少し意地悪な質問をします」と前置きをされてから、いわゆる一問一答では済まない、自分の考えとその根拠を問う質問をしてきたのが印象的。想定外のことにどう対応するのかを見たかったのか?と振り返って感じました(本番中は夢中で答えてました)。
これから受験される方には以下のことを意識するといいと思います。
・参考書の暗記ではなく、たどたどしくても自分の言葉で答えるよう心がける。
・大学等で何を学び、何に活かせるかを伝えられるように。
・なぜ北海道なのか。本当に北海道で勤めるつもりがあるのか。北海道の子どものために何ができるか、何を心がけるかといった、本気度というか、熱量が問われました。特に道外出身者は。(私は北海道に関係した研究しているので、それらを織り混ぜて答えました。)
・蛇足ですが、私は当日の服装で困りました。結論から言うと、クールビズで大丈夫です。私は迷った挙句、上下スーツ、長袖ワイシャツ、ネクタイのスタイルで行きましたが、蓋を開けたら感覚的には半分以上がクールビズ。面接官は全員クールビズ。
また、会場の道立高校にはエアコンがなく、35℃近い天気で窓開け扇風機でしたがとても暑く、よりにもよって直射日光の窓側の座席だったため、熱中症のようなクラクラする状態が何度かありました。これから受験さらるかた服装と暑さ対策を心がけていただけたらと思います。
「教科等指導法」について
①国語科学習指導要領解説について
②作られた国語科指導案の空欄部分(「主体的に学習に取り組む態度」「主な学習活動」)を埋める。
③作られた算数科指導案を踏まえて、「学習課題」「児童への声がけ•発問」「練習問題」を考えて記入する。
といったものでした。
【中学校】
個人面接は2回に分けて実施される。IとIIの順序は受験生により異なる。
個人面接I(試験管は2名)
01 緊張していますか
02 教員を志望した理由
03 心と体の関係を感じた時のエピソード
04 教育相談の手法
→それを使った時はあったか
05 部活動で学んだこと
→教育にどう活かしていく
→功績を述べてください
06 苦手なタイプはいますか
07 苦手な人との関わり方
08 意見が合わない人との対応
09 周りの友達はどんな友達
10 あなたはどんなタイプ
11 健康状態
12 北海道以外受けましたか
13 期限つきはやってますか
14 現場に入ったらどんな授業をしたい?理想の授業とは?
個人面接II
15 ここまでなにで来ましたか?
16 自己実現とは
→授業でどのように自己実現を促すか
17 学習支援サポーターどんな事業
→どんなときに効果を感じた
→やりたくない生徒にどう働きかけた
18 短所を感じたエピソード
19 ストレスを感じたエピソード
20 意見が合わない先生とどうする
21 部活、学校のこと以外で頑張ってきたこと
22 北海道の生徒が他と比べて体力がない理由
23 教育のニュースで気になること
24 中学校にスマホ
25 座右の銘好きな偉人の言葉
(受験生より)
とにかく、採用になった時のことを思い描いてどんな教員になりたいのか、ということを熱意を持って伝えることが何より大切だったと感じています。
また、特に今回はマスクをつけたままの面接だったので表情を読み取りにくい、声が聞き取りにくい、という二点が不安点でした。目を笑うように意識すること、声を大きく話すことを意識しました。また、面接官の声が聞き取りにくいこともありましたが、その際はもう一度宜しいですか?と正直にいうことが大切だと思いました。
一次試験の対策としては、協同出版の教職・一般教養、専門教養の過去問を8周しました。毎回間違えた問題に×印をつけ、1周するごとに×印がついた問題だけに取り組むという勉強の仕方もはさんでいました。またオープンセサミシリーズのステップアップ問題集は北海道の問題集で間違いが多かった内容に取り組むという使い方をしました。教員採用試験らくらくマスターは過去問の答え合わせするときに照らし合わせながら使いました。書き込みがいっぱいです。また、何年の問題にここが出たとわかるように「2016年!」などと書くようにしていました。北海道ではどんな問題が頻出しているのかわかるようにするためです。
【高校】
個人面接1
01 どんな教育活動を行いたいか
02 地域をどのように教育を通じて発展させていくか
03 教育に関心がない地域の方々をどう説得させるか
04 島もいけるか
05 健康上の問題はあるか?
06 分かりやすい授業とはなにか?
07 どのようにICTを活用するか
個人面接2
08 わかる授業とはなにか
09 それをどう実現するか
10 苦手な子にはどう対応するか
11 気になる教育のニュース
12 オンライン授業の格差はどう埋めるか
13 英語の楽しさとはなにか
14 尊敬する先生の話を聞かせてください
15 周りからどう思われてるのか
16 自分はどのような人間であるか
17 休みの日は何をしているか
(受験生より)
面接Ⅰは想定してた内容メインで聞かれました。どのように、なにを、誰と など、発話したことを具体的に聞かれる機会が多く、会話のような形になりました。なので、なんとなく答えを用意するのではなく、ある程度の方法やアイデアを準備することが大切だと感じました。
①オンラインコミュニティへの参加
二次試験で言うならば、全国の教員志望している方があつまるコミュニティーに参加することが良いかと思います。たしかに自治体によって傾向が異なりますが、色々な角度から自分の教育観や理想の教師像を考えることができました。
②民間企業の面接で一叩き
面接慣れするために民間企業の面接を受けました。嘘を吐き続ける時間は本当に心苦しかったですが、場数を踏め、上積みがあった中で本番に行けたのでそれはそれで自信に繋がったと思います。また、民間企業を調べていく中で知ることが増えたり、学び続けることは必要であることを実感しました。
③モティベーションを保つ
ジョージクルーニーや、ウィンストン・チャーチルなど社会に大きな影響を与え成功してきた達成者達は、自分の現実を受け入れ常に努力をし続けていました。どんな逆境の中でもそこには必ず向上心や強いモティベーションが内在し、彼らを成功に導きました。モティベーションは達成者になるための重要な要素です。「教師になって子供たちを守りたい」という強い思いを持ち続け、そのモティベーションを維持できるよう、自己啓発に取り組んでください。
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