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論作文のテーマ[社会人特別選考・セカンドキャリア特別選考]
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論作文のテーマ
| テーマ |
| 2022年実施分(2023年度) | 【社会人特別選考】 「予測困難な時代」といわれる中,社会全体が,答えのない問いにどう立ち向かうのかが問われており,学校教育においては,目の前の事象から解決すべき課題を見いだし,主体的に考え,多様な立場の者が協働的に議論し,納得解を生み出すことなど,児童生徒の資質・能力が偏りなく育成されるよう「主体的・対話的で深い学び」の実現が求められている. このことについて,あなたはどのように考え,社会人として培った経験や専門性を生かし,どのように努力しますか,具体的に述べなさい. |
| 2023年実施分(2024年度) | 【社会人特別選考】 急激に変化する時代の中で,学校教育における教師のあるべき姿として,「環境の変化を前向きに受け止め,教職生涯を通じて学び続けている」ことや,「子供一人一人の学びを最大限に引き出すとともに,子供の主体的な学びを支援する伴走者としての能力を備えている」ことなどが求められています. このことについて,あなたはどのように考え,社会人として培った経験や専門性を生かし,教師としてどのように努力しますか,具体的に述べなさい. |
| 2024年実施分(2025年度) | 【社会人特別選考】 本道における不登校児童生徒数は,令和4年度(2022年度)の文部科学省調査によると,公立小・中・高等学校を合わせると約1万3,000人に上り過去最高となるなど,喫緊の課題となっています.こうした状況を踏まえ,各学校においては,「不登校により学びや支援にアクセスできない子どもたちをゼロにする」ことを柱とした不登校対策の一層の充実に取り組むことが求められています. このことについて,あなたはどのように考え,社会人として培った経験や専門性を生かし,教師としてどのように努力しますか,具体的に述べなさい.(800字) 【セカンドキャリア特別選考】 北海道における教員育成指標では,北海道における求める教員像として「学校づくりを担う一員として,地域等とも連携・協働しながら,課題解決に取り組む教員」としています. 現在の北海道にはどのような教育課題があり,その課題に対し教師として,これまでの社会人経験を生かしてどのように対応しますか,具体的に述べなさい.(800字) |
面接で聞かれやすい事項
※本ページに記載の面接に関する事項は、受験生の方々からの情報に基づくもので、自治体側が公式に示しているものではありません。
面接で聞かれやすい事項
◯ 志望動機(教員、校種・教科、北海道・札幌市)
◯ 教育実習での経験・学び・反省点・生かしたいこと
◯ 部活動での経験・役割・学び・生かせること(指導可能な部活動含む)
◯ 長所と短所(人からどう言われるか含む)
◯ 人間関係(友人、周りの人、苦手な人との関わり方、困った経験)
◯ ストレスの発散方法・感じやすさ(大変だったこと、辛かった経験)
◯ 最近気になるニュース(教育関連、教育以外)
◯ 健康状態(過去の病気・ケガ、既往症、通院歴含む)
◯ 勤務地の希望(全道、離島、へき地含む)
◯ 資格・特技(授業や教育にどう生かせるか)
◯ ボランティア経験(内容、学んだこと、生かせること、苦労)
◯ 理想の教師像(どんなクラスにしたいか含む)
◯ 保護者との連携・対応(モンスターペアレント含む)
◯ 教員の不祥事についてどう思うか(理由、再発防止、公務員の義務含む)
◯ 他自治体の受験状況・併願(合否、志望順位、理由含む)
◯ ICTの活用(授業、子どもに使わせる、メリット・デメリット、必要な機材)
◯ 休み(休日)の過ごし方
◯ 学生時代に学んだこと・頑張ったこと(研究内容、分野含む)
◯ 生徒指導(どう考えるか、気を付けること、大変だったこと、対応)
◯ 授業について(気をつけていること、わかる・できる・楽しい授業、工夫、生徒理解、学力格差対応)
◯ 困難・失敗・挫折経験(乗り越え方、どう対応したか)
◯ 自治体(北海道・札幌市)の教育重点・教育課題・取り組みについて(どのように考え、どう実践するか)
◯ 子どもとの関わり(どんなところが好きか、生徒の理解、接し方、生徒の弱点)
◯ 好きな言葉・座右の銘(その理由、どう生かしているか)
◯ 前職の経験(仕事内容、苦労、大変なこと、学んだこと、教員として生かせること)
◯ 自己推薦書・願書・エントリーシートに関する質問(記載内容の深掘り)
ポイント
北海道・札幌市の教員採用面接は、例年複数回の個人面接(I・Ⅱ)が実施され、場面を分けることで多角的に人物を捉えようとする傾向が強いです。自己分析をしっかり行い、これまでの経験(教育実習、部活動、ボランティア、前職など)を教育現場でどう生かせるかを具体的に語れるようにしましょう。具体的には、人間関係、ストレス対処、困難への向き合い方に関する質問が多く、自治体(北海道・札幌市)の教育重点や課題に対する理解、ICT活用への考えも問われます。また、自己推薦書に基づいた質問も多いため、内容を深く掘り下げて準備し、一つ一つの質問に対して理由や具体的なエピソードを添えて、自身の教育観や人となりを誠意をもって伝えることが鍵といえるでしょう。
面接情報(受験生ごと)
Aさん(クリックして開く)
Aさん
【小学校】
個人面接(面接官2名,2回実施)
1人が質問役、一方は受験生の様子を見る。その繰り返し。
1回目
自己推薦書について
01 志望理由
02 北海道を希望する理由
03 重点的に履修した分野教科
04 努力してること
05 教育実習について
06 長所短所
07 友人は多いか少ないか
→友人はどんな人が多いか思いつくか
08 友人からどのように思われていると思うか)
2回目
自己推薦書について
01 志望理由
02 北海道を希望する理由
03 部活動について
04 ボランティアについて
05 趣味について
06 資格・特技について
07 ストレス解消法は
08 大学での研究内容
09 気になる教育時事(コロナと高学年教科担任制を挙げるも、後者のみ深掘りされた)
事務的な内容
10 健康状態
11 北海道内で希望する地域はあるか。あるならその理由。
12 最後に他の受験生とはこれが違うといった自分の強みは何か。
(受験生より)
回答の中身というよりむしろ、怯まず、堂々とハッキリ答えようとしたことがよかったのではないかという印象を受けました。「今から少し意地悪な質問をします」と前置きをされてから、いわゆる一問一答では済まない、自分の考えとその根拠を問う質問をしてきたのが印象的。想定外のことにどう対応するのかを見たかったのか?と振り返って感じました(本番中は夢中で答えてました)。
これから受験される方には以下のことを意識するといいと思います。
・参考書の暗記ではなく、たどたどしくても自分の言葉で答えるよう心がける。
・大学等で何を学び、何に活かせるかを伝えられるように。
・なぜ北海道なのか。本当に北海道で勤めるつもりがあるのか。北海道の子どものために何ができるか、何を心がけるかといった、本気度というか、熱量が問われました。特に道外出身者は。(私は北海道に関係した研究しているので、それらを織り混ぜて答えました。)
・蛇足ですが、私は当日の服装で困りました。結論から言うと、クールビズで大丈夫です。私は迷った挙句、上下スーツ、長袖ワイシャツ、ネクタイのスタイルで行きましたが、蓋を開けたら感覚的には半分以上がクールビズ。面接官は全員クールビズ。
また、会場の道立高校にはエアコンがなく、35℃近い天気で窓開け扇風機でしたがとても暑く、よりにもよって直射日光の窓側の座席だったため、熱中症のようなクラクラする状態が何度かありました。これから受験さらるかた服装と暑さ対策を心がけていただけたらと思います。
「教科等指導法」について
①国語科学習指導要領解説について
②作られた国語科指導案の空欄部分(「主体的に学習に取り組む態度」「主な学習活動」)を埋める。
③作られた算数科指導案を踏まえて、「学習課題」「児童への声がけ•発問」「練習問題」を考えて記入する。
といったものでした。
Bさん(クリックして開く)
Bさん
【中学校】
個人面接は2回に分けて実施される。IとIIの順序は受験生により異なる。
個人面接I(試験管は2名)
01 緊張していますか
02 教員を志望した理由
03 心と体の関係を感じた時のエピソード
04 教育相談の手法
→それを使った時はあったか
05 部活動で学んだこと
→教育にどう活かしていく
→功績を述べてください
06 苦手なタイプはいますか
07 苦手な人との関わり方
08 意見が合わない人との対応
09 周りの友達はどんな友達
10 あなたはどんなタイプ
11 健康状態
12 北海道以外受けましたか
13 期限つきはやってますか
14 現場に入ったらどんな授業をしたい?理想の授業とは?
個人面接II
15 ここまでなにで来ましたか?
16 自己実現とは
→授業でどのように自己実現を促すか
17 学習支援サポーターどんな事業
→どんなときに効果を感じた
→やりたくない生徒にどう働きかけた
18 短所を感じたエピソード
19 ストレスを感じたエピソード
20 意見が合わない先生とどうする
21 部活、学校のこと以外で頑張ってきたこと
22 北海道の生徒が他と比べて体力がない理由
23 教育のニュースで気になること
24 中学校にスマホ
25 座右の銘好きな偉人の言葉
(受験生より)
とにかく、採用になった時のことを思い描いてどんな教員になりたいのか、ということを熱意を持って伝えることが何より大切だったと感じています。
また、特に今回はマスクをつけたままの面接だったので表情を読み取りにくい、声が聞き取りにくい、という二点が不安点でした。目を笑うように意識すること、声を大きく話すことを意識しました。また、面接官の声が聞き取りにくいこともありましたが、その際はもう一度宜しいですか?と正直にいうことが大切だと思いました。
一次試験の対策としては、協同出版の教職・一般教養、専門教養の過去問を8周しました。毎回間違えた問題に×印をつけ、1周するごとに×印がついた問題だけに取り組むという勉強の仕方もはさんでいました。またオープンセサミシリーズのステップアップ問題集は北海道の問題集で間違いが多かった内容に取り組むという使い方をしました。教員採用試験らくらくマスターは過去問の答え合わせするときに照らし合わせながら使いました。書き込みがいっぱいです。また、何年の問題にここが出たとわかるように「2016年!」などと書くようにしていました。北海道ではどんな問題が頻出しているのかわかるようにするためです。
Cさん(クリックして開く)
Cさん
【高校】
個人面接1
01 どんな教育活動を行いたいか
02 地域をどのように教育を通じて発展させていくか
03 教育に関心がない地域の方々をどう説得させるか
04 島もいけるか
05 健康上の問題はあるか?
06 分かりやすい授業とはなにか?
07 どのようにICTを活用するか
個人面接2
08 わかる授業とはなにか
09 それをどう実現するか
10 苦手な子にはどう対応するか
11 気になる教育のニュース
12 オンライン授業の格差はどう埋めるか
13 英語の楽しさとはなにか
14 尊敬する先生の話を聞かせてください
15 周りからどう思われてるのか
16 自分はどのような人間であるか
17 休みの日は何をしているか
(受験生より)
面接Ⅰは想定してた内容メインで聞かれました。どのように、なにを、誰と など、発話したことを具体的に聞かれる機会が多く、会話のような形になりました。なので、なんとなく答えを用意するのではなく、ある程度の方法やアイデアを準備することが大切だと感じました。
①オンラインコミュニティへの参加
二次試験で言うならば、全国の教員志望している方があつまるコミュニティーに参加することが良いかと思います。たしかに自治体によって傾向が異なりますが、色々な角度から自分の教育観や理想の教師像を考えることができました。
②民間企業の面接で一叩き
面接慣れするために民間企業の面接を受けました。嘘を吐き続ける時間は本当に心苦しかったですが、場数を踏め、上積みがあった中で本番に行けたのでそれはそれで自信に繋がったと思います。また、民間企業を調べていく中で知ることが増えたり、学び続けることは必要であることを実感しました。
③モティベーションを保つ
ジョージクルーニーや、ウィンストン・チャーチルなど社会に大きな影響を与え成功してきた達成者達は、自分の現実を受け入れ常に努力をし続けていました。どんな逆境の中でもそこには必ず向上心や強いモティベーションが内在し、彼らを成功に導きました。モティベーションは達成者になるための重要な要素です。「教師になって子供たちを守りたい」という強い思いを持ち続け、そのモティベーションを維持できるよう、自己啓発に取り組んでください。
過去問(協同出版)
最新の面接講座(きょうさい対策ブログ制作)