第2章 就学に向けた様々な事前の準備を支援するための活動
1 就学に関する事前の相談・支援とは
(1)就学に関する事前の相談・支援の目的と内容 略
(2)就学に関する事前の相談・支援の実施に当たっての留意点
就学に関する事前の相談・支援の実施に当たっては,以下の点に特に留意すべきである。
① 就学に関する事前の相談・支援として,様々な活動が早い時期から用意され,提供されることを,本人及び保護者に対して事前に周知すること。
② 就学先となる学校や学びの場の検討に当たっては,子供一人一人の教育的ニーズが最も重要であることについて,保護者の理解が深まるよう,丁寧な説明を心がけ,子供の健康,学習,発達,成長という観点を最優先する立場で話合いに臨むことができるようにすること
③ 一連の就学先となる学校や学びの場の検討のプロセスにおいて,本人及び保護者の意向は可能な限り尊重されることを伝え,保護者が安心して相談に臨むことができるようにすること。
④ 本人や保護者が,正確な情報を得て理解した上で就学に関する事前の相談・支援の活動に臨むことができるよう,適時・適切な情報提供,きめ細かい配慮と工夫に努めること。具体的には,例えば,次のようなことを保護者に分かりやすく説明すること。
・就学が予想される学校の教育目標や多様な学びの場の目的
・対象となる子供が学校生活を送る上で課題になりそうな内容
・支援体制を含む基礎的環境整備の状況とそれに基づく教育上の合理的配慮を含む必要な支援の内容に関する状況(合理的配慮の提供に関する合意形成までの手続きも含む)
・多様な学びの場の活用による成長事例
⑤ 本人及び保護者に対し,適切なタイミングで本編第3章以降のプロセスについても理解を促すこと。
⑥ 就学先となる学校や学びの場は固定的なものではなく,実際の就学先決定後も障害の状態等を踏まえ,転学や学びの場の変更が可能であり,柔軟なものであることを分かりやすく伝えること。
(…後略…)
2 就学に関する事前の相談・支援として行われる様々な活動 略
3 就学に関する事前の相談・支援を通じた情報の整理・共有 略
第3章 法令に基づく就学先の具体的な検討と決定プロセス 略
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