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愛知県教育委員会
論作文のテーマ
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論作文のテーマ
| テーマ |
| 2023年実施分(2024年度) | (傾向)「令和3年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」(調査結果 内閣府 令和4年3月)の表をみて,からあなたは何を読み取るか.また,それを踏まえて,あなたは教員としてどのような教育を心がけたいか.900字以内で述べる. |
| 2024年実施分(2025年度) | (傾向)(渡辺恵津子著『ことばの裏にある子どもの声を聴く』池上彰編『先生』)の抜粋を読み,この筆者の考えをあなたはどうとらえるか.また,それを踏まえて,あなたはどのような教員になりたいと考えるか.900字以内で述べる. |
面接で聞かれやすい事項
※本ページに記載の面接に関する事項は、受験生の方々からの情報に基づくもので、自治体側が公式に示しているものではありません。
面接で聞かれやすい事項
◯ 教師、校種・教科、愛知県を志望した理由
◯ 教師として必要な資質・能力
◯ 教師の魅力、やりがい
◯ 信頼される教師とはどのような教師か
◯ 教師になって実現したいこと、手立て
◯ 自分の長所と短所、それを教員としてどう生かすか、短所をどう克服するか
◯ あなたの誇れるところ、苦手なこと
◯ 教師に向いていると思う性格や特性
◯ 学生時代(大学)に特に力を入れたこと、関心を持って取り組んだこと、卒論の内容
◯ これまでの経験(部活動、ボランティア、教育実習、留学、講師経験など)から学んだこと、それを教員としてどう生かすか
◯ 指導できる部活動とその指導方針、経験のない部活動の顧問を依頼されたらどうするか
◯ ストレス解消法、困難や挫折経験、それをどう乗り越えたか
◯ ワークライフバランスについてどう考えるか、教員の多忙化への対応
◯ 教員の不祥事の原因、対策、自身が起こさないために気を付けること、同僚の不祥事への対応
◯ 理想の学級像、学級経営で大切にしたいこと
◯ 子どもに育てたい資質、身につけさせたい力、伝えたいこと
◯ 今の子どもたちの良いところ、現代の子どもの特徴
◯ 学校で行う「しつけ」とは何か、あいさつや整理整頓の大切さの伝え方
◯ 特定の児童への対応(発達障害、困りを抱える子、座れない/奇声を発する子、学力低下児童、からかい/仲間外れにあっている子、アレルギーがある子など)
◯ 授業中の態度(私語、忘れ物、ふざけるなど)への指導
◯ 校則の必要性、校則を守らない児童生徒への指導
◯ SNSや無料通信アプリに関するトラブル(仲間外れ、誹謗中傷など)への指導
◯ 生活習慣の乱れ(遅刻、忘れ物、夏休み明けのだらけなど)への指導
◯ 行事(運動会、文化祭、避難訓練など)への意欲向上や取り組み姿勢への指導
◯ 保護者との信頼関係の築き方、連携、意見が食い違った時の対応、クレーム対応
◯ 同僚や先輩教員との関わり方、連携、忙しい先輩への接し方
◯ 僻地(遠方)勤務は可能か
◯ 子どもが教室を飛び出したらどうするか
◯ いじめの定義、いじめが起きた時の対応
◯ 集団の中で子どもたちの学びの意欲や楽しさを引き出す方法
ポイント
愛知県の面接では、15分間の個人面接が2回連続で実施され、多面的な視点から評価が行われます。内容としては基本的な教員志望理由や自己理解に加え、経験(部活動、ボランティア、実習など)から何を学び、それを教師としてどう活かせるか、また、教育問題(不祥事、多忙化、いじめ等)への認識や対応策、保護者や同僚との連携について問われます。特に場面指導が個人面接に組み込まれ、具体的な生徒指導やクラス対応の実践力が見られます(30秒構想、2〜3分実演)。
面接情報(受験生ごと)
Aさん(クリックして開く)
Aさん
【小学校】
個人面接(面接官3名,場面指導を含む,20分間)
01 学校の規則で携帯電話の持ち込みは禁止されています。授業中に携帯電話の着信音が聞こえました。指導してください。
※テーマのみ読まれ、時間の指定はされなかったがタイマーを押していて時間を測っているようだった。
→どのくらいの児童に伝わったと思いますか。
→ 伝わらなかった児童にはどう指導しますか。
02 携帯電話を学校に持ってくるデメリットは何ですか。
03 あなたが自信のあるスポーツは何ですか。
→その経験を指導にどう活かしますか。
04 部活動を辞めたいと言っている子供へどう指導しますか。
05 いじめが起きた時、加害者と被害者の児童にどう指導しますか。
→いじめの事実をどう保護者に伝えますか。
06 卒業論文について説明してください。
07 教材研究を進めていく中で嬉しかったことはありますか。
08 自分の長所と短所は何ですか。
→短所に関するエピソードを一つあげてください。
09 子供への愛情をどう指導のなかに表しますか。
10 いじめが起きた時、他の先生にどう伝えますか。
(受験生より)
場面指導は例年3分らしく、その時間で練習していたのだが友達は1分間という指定だったらしい。3人のうち2人の先生は優しい雰囲気で頷きながら聞いてくれたが、1人の先生の表情が怖く、追質問も厳しい口調でされたので自信を持ってハキハキと話せなくなってしまった。場面指導に関する追質問が多かった。
練習においては、私は人に聞いてもらうことが1番成長に繋がったように感じています。自分1人でやっていても、どのように見られているか、どこを見られているのか、何が求められているか全然わかりませんでした。人に聞いてもらうことによって、自分の癖や苦手な質問に気付くことが多かったです。
また、私は話すことに慣れておらず、正しい文章でスラスラ話すことがとても苦手でした。大学では面接ノートを作成するように言われていたので、一度考えをまとめて自分なりの答えを作って軽く覚えるようにしていました。それをもとに練習していく中でだんだん話せるようになりました。しかし、自分なりの答えを作ることも難しいときには、教員採用試験関係の動画や先輩のノートを真似して書いていました。その回答で練習していると、いつの間にか自分なりの回答になっ(たように感じているだけかも笑)ていくようでした。本来であれば自分の考えをもとに回答にすべきだとは思いますが、現場での経験の少なさや自分の未熟さの中で、現場を知っている先生方の回答はとても参考になりました!!
Bさん(クリックして開く)
Bさん
【中学校】
個人面接(面接官3名,20分程度)
01 場面指導(2分間と指定)
生徒を褒めることに関する内容
※場面指導についての追加質問なく、面接官が「あなたについての質問です」と言って、個人についての質問に移った。
02 不祥事についてどう思うか
03 なぜ教員を目指したか
04 部活は何をしていたか、どんな方針で指導をしていきたいか
05 ボランティアで1番印象に残ったことは何か
06 僻地勤務は可能か
(受験生より)
回答の手応えはこれといったものは特にありませんでした。全体的に長めではなく短く答えるようにしました。面接官と対話するように意識したことが合格に繋がったかなと思います。場面指導の対策は、面接試験の7日前から始めました。時間がなかったため、ほとんど過去問しかやっていません。過去問の問題を繰り返し解いて、教壇に立った時にどのような話をしたいかを考えて声を出す練習をしました。
最後まで諦めないことが合格への第一歩かなと思います。これから受験する方は体調に気をつけながら勉強頑張ってください。応援しています!
Cさん(クリックして開く)
Cさん
【中学校】
個人面接(面接官は3名,場面指導含む)
入室後、すぐに場面指導のテーマが2回読み上げられ、30秒構想後実演。
生徒役は面接官で,生徒に話しかけるようにして指導した。
面接官から話すことはなかった。
その後面接へと移行。
提出した願書に関する質問はほとんどなし。
01 コロナ下での部活動指導
02 ICTを用いた授業
03 不登校の生徒に対する指導
上の3柱で聞かれた。
(受験生より)
かなり追加質問が多い。追加質問に対して具体的に対応策を述べることが出来たのは手応えを感じた。
(例)面接官:不登校児童についてどう指導するか
自分:長期的な指導(無理に登校を促さない、養護教諭を始め学校全体での支援と家庭との連携)
面接:授業はどのようにして行うつもりか。差が生じるのでは
自分:環境にもよるが、ICTなどが普及している場合はzoomなどの遠隔地の相手と話せるツールがあるため,そういったものを積極的に利用していきたい
面接:しかしICTの整備には時間とお金がかかり、なかなか実現しないかもしれない。そういった場合は
自分:授業で使用したプリントの他にも例えばスライドを印刷して渡し、板書なども添付することなどの支援を始め、様々な策を講じていきたいと思います。
回答に対して、どれも4回ほど追加質問が来た。上辺だけの回答だけでなく、追加質問がきても大丈夫なように考えを深めること。特にコロナ、部活動、ICTといったタイムリーな話題がほとんどだったので、世の中の動きに注目すると良いと思う。
過去問(協同出版)
最新の面接講座(きょうさい対策ブログ制作)