生成AI

◯初等中等教育段階における生成AIの利活用に関するガイドライン(Ver. 2.0)(2024年12月26日文部科学省)
・基本的な考え方(資料の2)

(人間中心の原則)
AI 利用の基本原則として、「AI の利用は、憲法及び国際的な規範の保障する 基本的人権 を侵すものであってはならない。AI は、人々の能力を拡張し、多様な人々の多様な幸せの追求を可能とするために開発され、社会に展開され、活用されるべきである。」という「 人間中心 の原則」がある。
これは学校現場においても同様であり、生成 AI と人間との関係を対立的に捉えたり、必要以上に不安に思ったりするのではなく、生成 AI は使い方によって人間の能力を補助、拡張し、可能性を広げてくれる有用な道具にもなり得るものと捉えるべきである。その上で、生成 AI の出力はあくまでも「参考の一つである」「最適解とは限らない」ことを認識するとともに、リスクや懸念を踏まえつつ、最後は 人間 が判断し、生成AIの出力結果を踏まえた成果物に自ら責任を持つという基本姿勢が重要である。
 
(児童生徒の学びと生成 AI)
児童生徒の学びにおいては、学習指導要領に示す資質-能力の育成に寄与するか、教育活動の目的を達成する観点から効果的であるかを吟味した上で利活用するべきであり、生成AIを利活用することが目的であってはならない。
そのためには、適切な課題設定と指示文(プロンプト)により自らの求める成果物につながる出力をさせ、その真偽や適切性を monarchs 判断できることが前提となる。このため、各教科等で学ぶ知識や文章を読み解く力、物事を批判的に考察する力、問題意識を常に持ち、問いを立て続けることや、その前提としての「 学びに向かう力、人間性等 」の涵養がこれまで以上に重要になる。そうした教育を拡充する際には、体験活動の充実をはじめとする教育活動における実体験と ICT 利活用とのバランスや調和に一層留意する必要がある。
 
(教師の役割と生成 AI)
教育は、教師と児童生徒との人格的な触れ合いを通じて行われるものであり、適切な指導計画や学習環境の設定、丁寧な見取りと支援といった、学びの専門職としての教師の役割は、生成 AI が社会インフラの一部となる時代において、より重要なものになる。
学校現場における生成 AI の効果的な利活用を実現するためにも、生成 AI の仕組みや特徴を理解するなど、教師には一定の AIリテラシー を身に付けることが求められる。例えば、情報技術を日常の校務等に活用しつつ、教師自身が新たな技術に慣れ親しみ、利便性や懸念点、賢い付き合い方を知っておくことが、教育活動で適切に利活用する素地を作ることにも繋がる。(以下略)


・学校現場において押さえておくべきポイント(資料の3)

利活用の際のポイント(抜粋)
安全性を考慮した適正利用・年齢制限や保護者の同意の必要性、生成物のライセンスの所在など、生成 AI サービスの提供者が定める最新の利用規約を確認し、遵守する必要がある。
情報セキュリティの確保・文部科学省が策定する最新の「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」を参考にしながら、教育委員会は、学校現場の実態に即した教育情報セキュリティポリシー等の策定・必要に応じた見直しを行い、教育委員会・学校現場においてはそれらを遵守する必要がある。
個人情報やプライバシー、著作権の保護・プライバシーを尊重し個人の権利利益を保護するため、 個人情報保護法 等の関係法令等を遵守する必要がある
・意図せず他人の著作権を侵害してしまわないように、生成 AI と著作権制度について正しく理解する必要がある。

(児童生徒が学習活動で利活用する場面において)
・学校現場において児童生徒が生成 AI を利活用する場合、プロンプトに氏名や写真等の 個人情報 を入力させないよう留意する。
  公平性 の確保・特定の個人ないし集団への人種、性別、国籍、年齢、政治的信念、宗教等の多様な背景を理由とした不当で有害な偏見及び差別が生じることを避けるため、生成 AI の学習データや入力するプロンプト、連携する外部サービス等によってバイアスが含まれ得ることに留意し、 公平性 を欠くことがないよう、 人間 の判断を介在させる必要がある。

(児童生徒が学習活動で利活用する場面において)
・教材として生成 AI を利活用する際は、その出力に偏りがないかなど、教育目的に照らして適切か否かという観点から 教師 が随時判断することが必要である。
透明性の確保、関係者への説明責任・保護者に対しても、生成 AI の利活用目的やその態様等の情報を提供することが重要


・児童生徒が学習活動で利活用する場面(資料の3-2.)

(【 】の区分は呉屋が追加したもの)
(【 】の区分は呉屋が追加したもの)

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