学習の基本用語、動機づけ

◯学習に関する基本用語

用語内容
レディネス (学習準備性)
(Readiness)
学習を効果的に行うために必要な心身の発達や準備状態のこと。ある課題を学習するには、そのための基礎(知識・技能・心身の成熟)ができている必要がある。ゲゼルが重視した概念。
プラトー 現象(高原現象)
(Plateau)
学習の途中で一時的に成績の進歩が「横ばい(高原状)」になる、一時的な停滞期のこと。
レミニセンス
(Reminiscence)
学習直後よりも、一定時間が経過した後の方が成績が良くなる現象。脳内で情報が整理・定着するために起こるとされる。
学習の 転移
(Transfer of Learning)
以前の学習経験が、その後の学習に影響を与えること。
 促進的に働くなら「正の転移」(例:数学が物理に役立つ)
 妨害的に働くなら「負の転移」(例:古い習慣が新しい習得の邪魔をする)
メタ認知認知についての認知。自分が認知(思考・学習・記憶など)している状態を、高い次元から客観的に把握・評価し、制御すること。フラベル(Flavell, J.H.)が提唱。近年の「自己調整学習」の中核となる概念。

※プラトーの関連で、それまでできたことができなくなる(成績の一時的な低下)という意味で「スランプ」という用語を出題する自治体がごく稀にあるが、心理学の用語として広く使われているものではない。

メタ認知の要素


◯動機づけ・やる気

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◯動機づけなどに関する重要用語と、原因帰属理論

用語内容
自己 効力
(Self-efficacy)
バンデューラ による。「自分ならできる」という自信や有能感のこと。結果への期待ではなく「行動を遂行できるか」の確信を指す。
達成動機づけ
(Achievement Motivation)
社会的に評価されることを、優れた水準でやり遂げようとする動機づけ。\( \displaystyle p\)を成功確率とすると、
 達成傾向 = (成功動機 -失敗回避動機)\( \displaystyle \times p(1-p) \)
という式で表さる。成功確率\( \displaystyle p \)が0.5(50%)程度の課題において、最も動機づけが高まるとされる。
学習性無力感
(Learned Helplessness)
セリグマン による。イヌに長時間回避不能な罰(電気ショック等)を与え続けると、「何をしても無駄だ」と学習し、対処可能な状況になっても諦めてしまう実験から。


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