俳句

俳句…五・七・五の三句・十七音からなる定型詩。多人数で句を重ねていく「俳諧連歌」の最初の句(発句)が独立したもの。
江戸時代に、松尾芭蕉が俳諧を芸術として完成させる。明治時代に、正岡子規が「俳句」として整えた。

◯技法

技法説明
切れ字感動の中心を示し、句を引き締める語(や・よ・ぞ・かな・けり・なり など)
句切れ句の意味・リズムの切れ目。切れ字のある句は切れ字のあるところで切れる。
体言止め句末を名詞で終え、余韻や広がりを持たせる技法

◯季語…俳句には季語を詠みこむのが原則。

季節目安時候・自然動物植物
春立春(2/4頃)〜朧月おぼろづき、雪解ゆきどけ、流氷りゅうひょう蛙かわず、囀さえずり菜の花、馬酔木あしび
夏立夏(5/6頃)〜短夜みじかよ、滝、雷かみなり時鳥ほととぎす、鰹かつお、鱧はも、毛虫、蝉せみ牡丹ぼたん、万緑ばんりょく、青葉、葉桜
秋立秋(8/7頃)〜天の川、名月めいげつ、露つゆ啄木鳥きつつき、鮭さけ、鰯いわし柿、西瓜すいか
冬立冬(11/7頃)〜小春こはる、凩こがらし狐きつね、兎うさぎ大根
※現代の季節感と一致しない場合も(よく)ある

◯代表的な俳人と作品

俳人代表句季節
松尾芭蕉古池や 蛙飛びこむ 水の音春
閑かさや 岩にしみ入る 蝉の声夏
名月や 池をめぐりて 夜もすがら秋
与謝よさ蕪村ぶそん菜の花や 月は東に 日は西に春
春の海 終日のたり のたりかな春
短夜みじかよや 毛むしの上に 露の玉夏
小林一茶いっさ雪とけて 村いっぱいの 子どもかな春
名月を 取ってくれろと 泣く子かな秋
雀の子 そこのけそこのけ 御馬が通る春
正岡子規柿くへば 鐘が鳴るなり 法隆寺秋
高浜虚子桐きり一葉ひとは 日当たりながら 落ちにけり秋

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