面接で聞かれやすい事項
※本ページに記載の面接に関する事項は、受験生の方々からの情報に基づくもので、自治体側が公式に示しているものではありません。
面接で聞かれやすい事項
◯ 提出書類(面接調査票、自己PRなど)に関する質問・深掘り
◯ 志望動機(自治体、校種、特別支援学校など)
◯ 具体的に実践していること
◯ 成功・失敗経験(授業、リーダーシップ、アルバイト、ボランティアなど)
◯ あなたの長所・短所、強み、人柄
◯ 理想の教師像
◯ 授業で大切にしていること、目指す授業
◯ ICTの活用・知識について
◯ 主体的・対話的で深い学びについて
◯ 特定の課題を持つ児童生徒(孤立、心を開かない、指示待ち、失敗を恐れるなど)への対応
◯ いじめ問題について(原因、対策、対応)
◯ 不登校の原因についてどう考えるか
◯ 保護者・地域との連携や信頼関係構築
◯ クレーム対応、同僚とのトラブル対応
◯ 命の大切さに関する指導(具体的な場、方法、教材など)
◯ 平和教育(指導方法、長崎での学びなど)
◯ 離島勤務への対応・希望(不安含む)
◯ ストレス対処法(自身で気付けるか、イライラした経験とその対処)
◯ 部活動への取り組み方、経験から学んだこと
◯ 教員の不祥事についてどう思うか
◯ 外国語教育(活動)に関する考えや指導工夫
◯ 育てたい子ども像
◯ 学校組織における責任について
◯ 研修や学びを授業や学校現場でどう生かすか
◯ 近年の教育課題(個別最適な学び、読解力など)について
◯ さまざまな状況下での児童生徒への対応(ケガ、アレルギー誤食、保健室来室など)
◯ 安全管理・危機管理(実験、避難訓練、情報漏洩など)
◯ 他の自治体・公務員試験の受験状況(併願、受かった場合)
ポイント
長崎県では、個人面接の中で教科に関する課題面接・模擬授業が組み込まれて実施されます。個人面接では、提出書類の内容が深掘りされ、受験者の経験や考え方を多角的に問う傾向が見られます。また、特定の教育課題(命の大切さ、平和教育など)や学校現場で直面しうる具体的な状況への対応力、および地域特性(離島勤務)への適応性もよく聞かれます。
面接情報(受験生ごと)
Aさん(クリックして開く)
Aさん
【高校】
個人面接(面接官4名,25分程度)
※面接直前に、自分の専門教科についての課題が提示され、10分間で考えをまとめて、面接の最初に答えるものがあった。昨年までの模擬授業の代わりだと思われる。
→どういうところで評価をするか
→具体的にどんな内容を想定するか
事前に面接票を提出しており、それを元に質問された
01 あなたの教科で、どのように社会に貢献できる人間を育成するか
02 保護者との信頼関係をどう作るか
03 ストレスにはどのように対処するか
04 心が疲れないようにどういう姿勢で取り組むか
05 不祥事にはどんなものがあるか
06 命の大切さを、普段はどのように伝えるか
07 離島勤務についてはどのように考えているか
08 高校での部活動では、部員からどんな人だと思われていたか
09 部活動の経験を現場でどう活かすか
10 部活動をやり直すならどういうことに気をつけたいか
11 電車の中で喧嘩などを見かけたりしたら注意するか?したことがあるか
(受験生より)
教科の質問では事前に学習指導要領を読み込んでいたため、授業の展開例などやキーワードを思い浮かべることができました。
今年は新型コロナウイルスの影響で試験前に実施予定だった教育実習も延期となってしまい、ほとんど現場経験のないままの試験となってしまいました。つい最近まで受験する立場であった私がこのようにお話しするのは恐れ多いのですが、振り返ってみてよかったと思うことが2つあります。
1つ目は、大学時代に小中学校での学習支援ボランティアの経験があったことです。これは、面接表にアピールポイントとして記入できるからと言うのではなく、実際に児童や生徒と触れ合い、うまくいかない苦しみや、生徒の成長に触れる喜びを経験できたり、実際の先生方のお仕事や生徒への接し方を教育実習よりも長期間じっくり学ぶなどの経験ができたからです。自分の教育観をもつことにとても参考になりましたし、私が受験した校種とは違うものも経験できたので視野も広がりました。
2つ目は、現役合格を最後まであきらめなかったことです。私の受験した校種はあまり採用人数が少なく、「何年かかって合格する人もいるよ」「講師をしている先生経験ではかなわないよ」など、プレッシャーを取り除くために良かれと思ってかもしれませんがこのようなことを言われることが多かったです。ですが、講師をされながら採用試験を受験される先生に経験では勝てなくても、勉強時間は圧倒的に確保できると思ったので、筆記試験と小論文試験では誰にも負けないと言う気持ちで満点目指して取り組みました。面接では経験値は少ないけれど今自分が考えてることを素直にお話ししようと言う気持ちで臨みました。今振り返ってみても、面接ではまだまだ自分の甘さを痛感したのですが、最終的には合格することができました。今年だめでも今年頑張った事は絶対来年の試験の時になるはずだし、「現役合格って難しいね、まぁ来年また頑張ろう」と言う慰めを自分にかけるのは合格発表の後でも良いのだから、試験が終わる最後の最後まで現役合格を諦めない姿勢が大切だと今回学びました。
偉そうに書いてしまいましたが、まだまだ私もこれからがスタートラインだと思って勉強重ねていきたいと思っております。あくまでも私の感じだことであり、現在の状況や志望によっても様々だと思いますが何かのお役に立てれば幸いです。
過去問(協同出版)