健康な生活・病気の予防・心の健康

(1)健康な生活・病気の予防

◯喫煙・飲酒・薬物乱用の影響

項目内容と健康への影響関連法規など
喫煙有害物質:ニコチン、タール、一酸化炭素などを含む
影響:がん、心臓病のリスク増大、強い依存性
受動喫煙:周囲の人の健康にも害を及ぼす
未成年者喫煙禁止法(明治33年)
健康増進法(平成14年)
飲酒長期・過度の飲酒:アルコール依存症(自分の意思で飲酒を制御できなくなる精神疾患)のリスク未成年者飲酒禁止法(大正11年)
薬物乱用定義:医療目的外での医薬品使用や違法薬物の使用
影響:幻覚や妄想、脳機能の異常。一度の使用でも死亡の危険性あり
依存性:極めて強い依存性があり、自力での中断は困難
後遺症:フラッシュバック(症状の再燃)
大麻取締法(昭和23年)
覚醒剤取締法(昭和26年)

◯がん(悪性新生物)

項目内容
死因1981年(昭和56年)以降、日本人の死因第1位
主な原因生活習慣(飲酒・喫煙、食生活、運動習慣など)や環境要因(ウイルス・細菌感染など)
予防の基本生活習慣の改善・定期的な検診による早期発見

◯感染症予防の三原則

原則具体的な対策
①発生源対策消毒、殺菌、患者の隔離など
②感染経路の遮断手洗い、うがい、マスクの着用、換気など
③主体(宿主)の 抵抗力 を高める予防接種、適切な栄養・運動・休養・睡眠による免疫力の向上

◯空気環境
指標:室内の二酸化炭素(CO₂)濃度
学校環境衛生基準:1500ppm(0.15%)以下が望ましい

◯熱中症

項目内容
発生要因環境:高温、多湿、弱風、強い日差し
個人:体調不良など
予防指標暑さ指数(WBGT)を用いる(気温、湿度、輻射熱などから算出)
応急手当①涼しい場所へ移動
②衣服をゆるめ、体を冷やす(首筋、脇の下、足の付け根など)
③水分・塩分を補給(意識がはっきりしている場合)
顔面蒼白そうはくの場合は、足を高くして寝かせる

◯熱中症予防のための運動指針

気温(参考)暑さ指数(WBGT)熱中症予防運動指針
35℃以上31 以上運動は原則中止。
31℃以上
 35℃未満
28以上
 31未満
厳重警戒 (激しい運動は中止)。
28℃以上
 31℃未満
25以上
 28未満
警戒 (積極的に休憩)
24℃以上
 28℃未満
21以上
 25未満
注意 (積極的に水分補給)
24℃未満21未満ほぼ安全 (適宜水分補給)
日本スポーツ協会「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」(2019)

◯熱中症に関する警戒情報(2024年4月〜)

情報名称発表の基準
熱中症特別警戒情報
(熱中症特別警戒アラート)
都道府県内すべての 暑さ指数 情報提供地点で、翌日の日最高暑さ指数(WBGT)が 35 以上になると予測される場合。
熱中症警戒情報
(熱中症警戒アラート)
都道府県内のいずれかの 暑さ指数 情報提供地点で、翌日・当日の日最高暑さ指数(WBGT)が 33 以上になると予測される場合。
環境省 熱中症予防情報サイトhttps://www.wbgt.env.go.jp/

(2)心の健康

◯健康の定義
健康とは、単に病気でない状態ではない。(WHOの定義)
肉体的+精神的+社会的→すべてが満たされた状態(well-being)

◯心の働き
・心…知的機能、情意機能、 社会性 などの働きが関わり合って成立。
・心の働きは 大脳 で営まれる。
・心と体には密接な関連がある (例:心の不安・緊張→体の動悸・口の渇き)

◯ストレスの影響
適度な場合→[ポジティブな影響]心の成長を促進
過度な場合→[ネガティブな影響]心身の不調

具体例: PTSD (心的外傷後ストレス障害)
原因:強い恐怖体験など
症状例:フラッシュバック(体験の記憶が突然よみがえること)

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