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教員採用試験 論作文対策は雑誌特集を利用しよう【面接対策も見据えて】

論作文の対策についてです。

まずは教員採用試験において、論作文の得点がどれほどの割合なのかをみるために、関東3都県の配点を見てみましょう。なお、特別選考や実技科目では下記と異なる場合がありますので,各自で確認をしてください。(万が一誤り等がある場合はお知らせください)

論作文の配点について

<東京都>

(1次試験)

教職教養 100点 60分
専門教養 100点 60分
論文 100点 70分,1050字以内

(2次試験)

集団面接 合わせて600点 指定された課題について受験者間の話合いや質疑応答を行う。
個人面接 受験者があらかじめ作成し試験当日に提出する「面接票」及び「単元指導計画」等を基にして、質疑応答を行う。

※配点については、公式HPにある2018年実施分の結果から作成。1次試では教職教養・専門教養・論文それぞれに基準点(足切り)あり。

<神奈川県>

(1次試験)

一般・教職教養 100点 60分
専門教養 100点 60分
論文 40点 60分,800字程度,1次試験で実施するが採点は2次試験

(2次試験)

個人面接 200点  
模擬授業(協議を含む) 60点 指定されたテーマに沿った1単位時間の授業計画を立て、導入から展開にかけての最初の10分間 (準備、片付けを含む)を模擬授業として行う。
協議は、最初に各受験者から自己評価を発表し、その後は、司会を決めずに受験者同士で、模擬授業とその自己評価及び指定されたテーマに沿って協議を行います。

※すべての項目で基準点(足切り)あり。配点については、公式HPにある2018年実施分の結果から作成。

 

<埼玉県>

(1次試験)

一般・教職教養 100点 60分
専門教養 100点 60分

(2次試験,小中)

個人面接 100点 質疑応答(場面指導を含む)
論文 50点 60分,800字程度
集団討論 90点 数人のグループで,当日示されるテーマについての討論

(2次試験,高校, 特別支援)

個人面接 90点 質疑応答
集団討論 70点 数人のグループで,当日示されるテーマについての討論
論文 50点 60分,800字
集団面接 90点 5人程度の集団で,質疑応答

※2019年実施要項から作成

東京都と神奈川県・埼玉県で少し話を分けた方が良さそうです。東京都に関しては1次試験の配点のうち1/3を論作文が占めていますから、論作文の出来も合否に大きく影響します。一方の神奈川県・埼玉県では校種にもよりますが、配点としては1〜2割程度でそれほど差がつくものではないと言えるでしょう。

 

論作文は面接対策にもなる

論作文は最低点だけとれればよい、という考えもアリなような気がします。しかし、ここで大事にしたい視点は、論作文は面接対策にもなるという点です。

面接でよくある質問として、

・対話的主体的で深い学びを実践していくためのあなたの考え

・これからの教員には何が必要か

・生徒の自己肯定感を高めるにはどうすればよいか

が挙げられます。実はこれらは、近年の論作文でも頻出のテーマでもあります。論作文対策をしておくことで、これらの質問に既視感のある状態で臨めるわけです。ゼロから初見で答える受験生と差がつくのはいうまでもありません(もちろん自分なりの色を多少出す必要はありますけどね)。

論作文そのものの配点は大したことはない場合もありますが、頻出のテーマについて一通り答え方を整理しておくことで面接の点数に繋がるということなのです。そういう意味で論作文の対策をやりましょうということです。

 

どのように対策するか

対策もコスト・パフォーマンスを意識しましょう。ずばり、実施自治体の過去問と教員養成セミナーの特集を利用することをお勧めします。

まず、実施自治体ごとに出題の「型」がありますから、過去問で早めに確認しておきましょう。受験自治体ではどんな字数で・どんな形式で出題されているのかをチェックするのです。例えば東京都では論作文の前に長い文章を読ませて題意をつかませてから1050字以内で書く、というスタイルで少し癖がありますね。東京都受験ならば、はじめから1000字程度書くつもりで対策をしておかないといけないわけです。このように、受ける自治体の型を確認し、それに合わせる形で対策をしていきましょう。以下は関東の3都県のもの。

 

その上で、実際にいろんなテーマに対応するための「中身」の対策が必要になります。これについては、購読者も多い教員養成セミナーの論作文特集を利用するのが一番良いと思います。教員養成セミナーでは毎年5月〜7月にかけて論作文特集を組んでいますが、毎年半数ほどのテーマを入れ替えていて鮮度を大事にしているのが感じられます。今年は「第3期教育振興基本計画」「社会に開かれた教育課程」など新テーマを含む18テーマがまとまっています。これらの各テーマを抑えておけば、他の受験生と差がつくことはまず無いでしょう(相当トリッキーな出題の場合は他の受験生も書けませんからね)。

 

今回は、論作文の対策についてまとめました。「型」の対策は過去問から、「中身」の対策は雑誌から行えば効率的に論作文対策ができ、そしてそれが面接でも生きてくることになるでしょう。みなさまの力が存分に発揮できるよう祈っております。がんばってください。

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