教職教養 ランダム演習36

第36目のランダム演習です。一覧ページはこちら

教職教養の各分野から、難問や奇問を排除した標準的な問題を10問扱います。力試しにどうぞ。解答はボタンをクリックすると見ることができます。

第1問 日本国憲法第26条
すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、(    )教育を受ける権利を有する。
2 すべて国民は、法律の定めるところにより、その(     )に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。

【選択肢】あまねく、ひとしく、保護する子女、養育する子女

解答はこちらをクリック
(順に)ひとしく、保護する子女

教採の再頻出憲法条文。

解説はYouTubeでも公開しています

第2問 障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律
 この法律は、(      )(昭和45年法律第84号)の基本的な理念にのっとり、全ての障害者が、障害者でない者と等しく、基本的人権を享有する個人としてその尊厳が重んぜられ、その尊厳にふさわしい生活を保障される権利を有することを踏まえ、障害を理由とする差別の解消の推進に関する基本的な事項、行政機関等及び事業者における障害を理由とする差別を解消するための措置等を定めることにより、障害を理由とする差別の解消を促進し、もって全ての国民が、障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら(   )する社会の実現に資することを目的とする。

【選択肢】障害者自立支援法、社会福祉法、障害者基本法、協働、共生

解答はこちらをクリック
(順に)障害者基本法、共生

特別支援関係の資料でも「共生社会の形成」などの形で「共生」という単語がよく用いられる

解説はYouTubeでも公開しています


第3問 世界人権宣言第1条
すべての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利について(   )である。人間は、理性と(   )とを授けられており、互いに同胞の精神をもって行動しなければならない。

【選択肢】公平、平等、知性、良心

解答はこちらをクリック
(順に)平等、良心

解説はYouTubeでも公開しています

第4問 

第3期教育振興基本計画 5つの方針

1. 夢と志を持ち、可能性に挑戦するために必要となる力を育成する
2. 社会の持続的な発展を牽引するための多様な力を育成する
3. 生涯学び、活躍できる環境を整える
4. 誰もが社会の担い手となるための(      )を構築する
5. 教育政策推進のための基盤を整備する

解答はこちらをクリック
セーフティーネット

5つの方針を細分化したもので21の目標があるが、この5つの方針だけに絞って整理しておくのも手。

解説はYouTubeでも公開しています

 

第5問 小学校学習指導要領より
 教育課程を通して、これからの時代に求められる教育を実現していくためには、よりよい学校教育を通してよりよい社会を創るという(①    )を学校と社会とが共有し、それぞれの学校において、必要な(    )をどのように学び、どのような資質・能力を身に付けられるようにするのかを教育課程において明確にしながら、社会との連携及び協働によりその実現を図っていくという、社会に開かれた教育課程の実現が重要となる。
 学習指導要領とは、こうした(①   )の実現に向けて必要となる教育課程の基準を大綱的に定めるものである。学習指導要領が果たす役割の一つは、公の性質を有する学校における教育水準を(    )に確保することである。また、各学校がその特色を生かして創意工夫を重ね、長年にわたり積み重ねられてきた教育実践や学術研究の蓄積を生かしながら、児童や地域の現状や課題を捉え、家庭や地域社会と協力して、学習指導要領を踏まえた教育活動の更なる充実を図っていくことも重要である。

【選択肢】目標、理念、学習内容、スキル、全国的、均一的

解答はこちらをクリック
(順に)①理念、学習内容、全国的

解説はYouTubeでも公開しています

 

第6問 (     )は、初等中等教育段階における児童・生徒の算数・数学及び理科の教育到達度を国際的な尺度によって測定し、児童・生徒の学習環境条件等の諸要因との関係を分析する、4年ごとに実施される調査である。

【選択肢】PISA、IMO、TIMSS

解答はこちらをクリック
TIMSS

TIMSSはIEA(国際到達度評価学会)が行う算数(数学)・理科の調査。PISAはOECD(経済協力開発機構)読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシーの調査である。

解説はYouTubeでも公開しています

第7問 系列位置曲線とは、学習材料がリスト形式で提示された場合、最初と最後の部分を記憶することが容易で、中ほどの部分を記憶することが難しいことを示した曲線である。リスト内の位置が最後に近い部分の記憶の再生率が高いことは(    )と呼ばれる。

【選択肢】初頭効果、親近効果、ハロー効果、孤立効果

解答はこちらをクリック
親近効果

初頭効果は文字の意味から覚えやすいが、親近効果は注意。「今の時点からみて時間的に近いことがら(学習系列の最後の内容)は記憶されやすい」と整理しておこう。

解説はYouTubeでも公開しています

第8問 アメリカの心理学者(    )は、ピアジェの影響を受けながら、道徳の認知発達的理論を展開し、人間がどのような基準で善悪の判断を行うかについて3水準、6段階の発達段階を示した。

【選択肢】マズロー、デューイ 、コールバーグ

解答はこちらをクリック
コールバーグ

「3水準6段階」と言われたらコールバーグのこと。マズローといえば欲求階層説。

解説はYouTubeでも公開しています

第9問 アメリカの心理学者ソーンダイクは、問題箱の中での動物の行動分析から、「学習は(    )の過程をとる」とし、学習の基本法則として(    )を主張した。これによると、満足する結果をもたらす行動は、その刺激状況との結合が強められるために反応が起こりやすくなり、他の無駄な反応は起こりにくくなる。

【選択肢】洞察、試行錯誤、効果の法則、偶然の法則

解答はこちらをクリック
(順に)試行錯誤、効果の法則

ソーンダイクの一通りの説明。問題箱にネコを入れて、レバーを押すと餌が出るという経験に偶然気付くことでレバーを押す頻度が高まるというもの。

解説はYouTubeでも公開しています

第10問 福沢諭吉の説明として誤っているものを1つ選べ。
(1) 緒方洪庵の適塾で学び、後に江戸で蘭学塾を開いた。それが後の慶應義塾へと発展する。
(2) 幕府の遣欧使節の一員としてヨーロッパ諸国を視察し、帰国後に『西洋事情』を発刊した。
(3) 著書『学問のすゝめ』では、実学を推奨し、一人ひとりの自主独立の達成を励ました。
(4) 教育の必要性を国家発展という関心から説明し、初代の文部大臣として教育を国家経営の一環に位置づけ重視した。

解答はこちらをクリック
(4)

初代文部大臣の知識があれば解ける。福沢諭吉は緒方洪庵の適塾(大阪大学の前身とされる)で学んだのち、慶應義塾大学を創設した。このことも常識としておきたい。

解説はYouTubeでも公開しています

 
前へ戻る
ランダム演習35
次のランダム演習へ
ランダム演習 一覧へ
教職教養 一問一答01-36【ランダム演習一覧】