教職教養 ランダム演習32

第32目のランダム演習です。一覧ページはこちら

教職教養の各分野から、難問や奇問を排除した標準的な問題を10問扱います。力試しにどうぞ。解答はボタンをクリックすると見ることができます。

第1問 

好きな教科の勉強を頑張って満点をとった子どもに小遣いをたくさん与えるようになったところ、本人の好きな教科への興味が失せてしまった。これは(    )動機づけに(    )動機づけが加わることで、報酬を得ることに力点が置かれてしまい、当初本人がもっていた意欲が薄れてしまった現象といえる。これを(      )効果という。

【選択肢】
外発的、内発的、ピグマリオン、アンダーマイニング

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(順に)内発的、外発的、アンダーマイニング

残りの選択肢のピグマリオン効果は教師期待効果ともいわれ、教師が期待を持って子どもに接することで実際にその子どもが期待通りの方向に変化する効果のこと。

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第2問 学習指導の途中で、学習進行状況や子どもの理解程度を把握するために行う評価を(     )という。

【選択肢】
診断的評価、形成的評価、総括的評価

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形成的評価

ブルームの評価理論としてよく選択肢の3つが出題される。形成的評価は最も重要視される。

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第3問 次の学習理論の中で、認知説に関係しているものをすべて選べ。

【選択肢】
古典的条件づけ、オペラント条件づけ、洞察説、
試行錯誤説

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洞察説

学習理論では連合説(刺激と反応が結びついて学習が成立,S-R理論とも)と認知説(学習者の考えが変容するなどして学習が成立,)の2つに大別される。連合説としてはパブロフの犬の実験に代表される古典的条件付け(レスポンデント条件付けとも)、ソーンダイクの試行錯誤説、スキナーのオペラント条件付けなどがあげられる。一方の認知説としてはケーラーの洞察説、トールマンのサイン・ゲシュタルト説、バンデューラのモデリング学習などがあげられる。

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第4問 アメリカの心理学者(      )は、行動主義を提唱した。ヒトとそれ以外の動物とを同一の地平におき、公共性をもつデータとしての「行動」を強調した考え方は、後の心理学の動向に大きな影響を与えた。

【選択肢】ヴント、ワトソン 、フロイト

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ワトソン

ワトソンといえば行動主義。ヴントはライプチヒ大学に世界初の心理学の実験室を開設した人物で、これが(学問としての)心理学のはじまりとされることが多い。フロイトは精神分析学の提唱者。

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第5問 (   )には同じ語句が入る。
1879年(明治12年)に公布された(   )は、法制を現実に適合させ教育制度の定着を企画したものである。従来の小学校への就学の期間や条件を緩和し、私立学校の設置を勧奨するなど、従来の政策を大きく転換したので、当時この制度は自由(   )と言われることもあった。

【選択肢】学制、教育令、学校令

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教育令

1879年の教育令は就学率の低下などにつながったとして翌年の1880年には改正されることとなった。また、明治以降の教育制度として1872学制→1879教育令→1880改正教育令→1886諸学校令 の順番を覚えておくと役立つ。

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第6問 1920年代にペーターゼンが、大学付属実験学校で展開した(     )においては、年齢別学年別学級制をとらずに、男女共学の異年齢の子どもたちからなる集団が組織された。

【選択肢】
プロジェクト・メソッド、イエナ・プラン、完全習得学習

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イエナ・プラン

ペーターゼンのイエナ・プランでは、異年齢の生徒らで集団を構成するのが特徴。プロジェクト・メソッドはキルパトリック提唱、完全習得学習は(評価の理論でも有名な)ブルーム提唱。

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第7問 学校保健安全法第20条
(     )は、感染症の予防上必要があるときは、臨時に、学校の全部又は一部の休業を行うことができる。

【選択肢】校長、学校の設置者

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学校の設置者

個別の児童生徒への出席停止の決定は校長だが、感染症の予防のための臨時休業は学校の設置者となる。

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第8問 教育基本法第2条
 教育は、その目的を実現するため、(     )を尊重しつつ、次に掲げる目標を達成するよう行われるものとする。
一 幅広い知識と教養を身に付け、真理を求める態度を養い、豊かな情操と道徳心を培うとともに、健やかな身体を養うこと。
二 個人の価値を尊重して、その能力を伸ばし、創造性を培い、自主及び自律の精神を養うとともに、職業及び生活との関連を重視し、勤労を重んずる態度を養うこと。
三 正義と責任、男女の平等、(      )を重んずるとともに、公共の精神に基づき、主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度を養うこと。
四 生命を尊び、自然を大切にし、(     )に寄与する態度を養うこと。
五 伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと。

【選択肢】基本的人権、学問の自由、自他の敬愛と協力、規範意識と倫理観、環境の保全、地域の発展

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(順に)学問の自由、自他の敬愛と協力、環境の保全

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第9問 第3期教育振興基本計画
本計画においては、前述の生涯にわたる「可能性」と「チャンス」の最大化に向けた視点と、教育政策を推進するための基盤に着目し、以下の五つの方針により取組を整理する。
1.夢と(   )を持ち、可能性に挑戦するために必要となる力を育成する
2.社会の(    )的な発展を牽引するための多様な力を育成する
3.生涯学び、活躍できる環境を整える
4.誰もが社会の担い手となるための学びのセーフティネットを構築する
5.教育政策推進のための基盤を整備する

【選択肢】意欲、志、持続、希望

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(順に)志、持続

最低限この5つの方針は慣れておきたい。

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第10問 地方公務員法
第30条 すべて職員は、全体の奉仕者として公共の利益のために勤務し、且つ、職務の遂行に当つては、全力を挙げてこれに(   )しなければならない。
第33条 職員は、その職の信用を傷つけ、又は職員の職全体の(    )となるような行為をしてはならない。
第34条 職員は、職務上知り得た(   )を漏らしてはならない。その職を退いた後も、また、同様とする。

【選択肢】従事、専念、信用失墜、不名誉、秘密、個人情報

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(順に)専念、不名誉、秘密

整理しておくべき服務としては、職務条の義務が3つ(服務の宣誓、法令等及び上司の職務上の命令に従う義務、職務に専念する義務)、身分上の義務が5つ(信用失墜行為の禁止、秘密を守る義務、政治的行為の制限、争議行為等の禁止、営利企業への従事等の制限)の合計8つである。

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