教職教養 ランダム演習30

第30目のランダム演習です。一覧ページはこちら

教職教養の各分野から、難問や奇問を排除した標準的な問題を10問扱います。力試しにどうぞ。解答はボタンをクリックすると見ることができます。

第1問 (     )は、発達の最近接領域にはたらきかけることによって、教育が子どもの発達を引き上げることができるとした。

【選択肢】
ゲゼル、ハヴィガースト、ヴィゴツキー

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ヴィゴツキー

発達の最近接領域は自力では難しいが、教師などの手助けがあるとできるような行動をさす。つまり、ヴィゴツキーは教師等の適切な働きかけが成長を促し、子どもの可能性を広げることを示した。ゲゼルは双子の階段上り下り実験で片方に早期のトレーニングをさせたが時間がたつとさせていない方も同じようにできるようになるという実験などから成熟優位説を提唱した。ハヴィガーストは6段階の発達課題を示した。発達段階ごとに長めの文でかかれていて覚えにくい。

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第2問 (    )は、乳児期から老年期までのライフサイクルを8つの段階に区切り、各段階における心理・社会的危機を設定した。

【選択肢】ピアジェ、エリクソン、マズロー

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エリクソン

8段階に区切ったのはエリクソン「基本的信頼感 対 不信」のように「A 対 B」の形で発達課題が示されている(Aが獲得すべきもの、獲得に失敗するとBの状態になる、というように解釈する)。ピアジェは感覚運動器・前操作期・具体的操作期・形式的操作期の4段階の知能の発達段階論の提唱で有名。マズローは人間性心理学に分類される人物でピラミッド型の欲求階層説を提唱した。

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第3問 

(     )は、パーソナリティを構造的、力学的に捉え、精神分析学の立場から理論を提唱した。

【選択肢】
フロイト、ウェルトハイマー、ワトソン

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フロイト

「精神分析学」からフロイトを選べるようにしたい。精神分析学は過去のトラウマが現在の精神病理を引き起こしているなどとする立場であり、人間を悪いものとみなしすぎという批判があって前述のマズローやロジャースなどの人間性心理学(人は変わることができるとする立場)が生まれたとされる。ウェルトハイマーは全体性を重視する立場のゲシュタルト心理学の創設者の一人。全体性を重視すべきことを示す実験として仮現運動(2点の交互の点滅によって2点間を点が動いているように見える)が有名。

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第4問 (       )では、「クラスで一番親切な人は誰か」など集団内ではてはまる人物を答えさせ、その結果をもとに子どもたちの関係や性格・行動特性を分析する。

【選択肢】
ソシオメトリックテスト、ゲス・フー・テスト

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ゲス・フー・テスト

集団の状況を把握するためのテストとして選択肢の2つを知っておきたい。ゲス・フー・テストは「誰に対しても優しい人は誰ですか」「いつもきまりを守っている人は誰ですか」などと当てはまる人物を答えるもの。ソシオメトリックテストはより子ども間の関係をみるもので、「好きな友人はだれですか」「一緒に遊びたい友達は」などの質問からソシオグラムというグラフで人間関係が示される。

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第5問 

学習指導と提唱者の組合せ
①ジグソー学習…(    )
②発見学習………(    )
③問題解決学習…(    )

【選択肢】
ブルーナー、デューイ、アロンソン、ブルーム

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(順に)アロンソン、ブルーナー、デューイ

どれも基本事項。ブルームは評価と指導の一体化の重要性を示し、完全習得学習(マスタリーラーニング)を提唱した。

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第6問 学校保健安全法
第13条 学校においては、毎学年(   )、児童生徒等(通信による教育を受ける学生を除く。)の健康診断を行わなけらばならない。
第19条 (    )は、感染症にかかつており、かかつている疑いがあり、又はかかるおそれのある児童生徒等があるときは、政令で定めるところにより、出席を停止させることができる。
【選択肢】定期に、一回、校長、学校の設置者

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(順に)定期に、校長

感染症の個別の生徒への出席停止の対応は校長が定める。一方、感染症予防のための臨時休業は学校の設置者となるので注意。

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第7問 校種ごとの目的(学校教育法)
第29条 小学校は、心身の発達に応じて、義務教育として行われる(    )のうち、(    )なものを施すことを目的とする。
第50条 高等学校は、中学校における教育の基礎の上に、心身の発達及び(   )に応じて、高度な普通教育及び専門教育を施すことを目的とする。
【選択肢】
初等教育、普通教育、基礎的、初等的、進路、適性

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(順に)普通教育、基礎的、進路

中学校では「基礎的なもの」という文言がとれる。また、目的の中に進路ということがでてくるのは高校特有。

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第8問 生徒指導提要より
生徒指導とは、一人一人の児童生徒の人格を尊重し、(     )を図りながら、社会的資質や(    )を高めることを目指して行われる教育活動のことです。(中略)生徒指導は学校の教育目標を達成する上で重要な機能を果たすものであり、学習指導と並んで学校教育において重要な意義を持つものと言えます。
 各学校においては、生徒指導が、教育課程の内外において一人一人の児童生徒の健全な成長を促し、児童生徒自ら現在及び将来における自己実現を図っていくための(     )の育成を目指すという生徒指導の積極的な意義を踏まえ、学校の教育活動全体を通じ、その一層の充実を図っていくことが必要です。
【選択肢】
個性の伸長、資質の向上、行動力、実践力、自己指導能力、自己決定能力 

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(順に)個性の伸長、行動力、自己指導能力

生徒指導提要のはじまりの文であり、生徒指導の定義にあたる。「社会的資質や行動力」「自己指導能力」など特徴的な言葉に慣れておきたい。

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第9問 教育基本法第3条
国民一人一人が、自己の人格を磨き、(     )を送ることができるよう、その生涯にわたって、あらゆる機会に、あらゆる場所において学習することができ、その成果を適切に生かすことのできる(   )の実現が図られなければならない。

【選択肢】豊かな人生、充実した生活、社会、学校教育

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(順に)豊かな人生、社会

ラングラン提唱の生涯教育(近年では学習者の主体性を重視して生涯学習という言葉を使うことが多い)をうけての条文。

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第10問 日本国憲法第26条
1 すべて国民は、法律の定めるところにより、その(   )に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。
2 すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。(    )は、これを無償とする。
【選択肢】資質、能力、個性、義務教育、普通教育

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(順に)能力、義務教育

最頻出条文。

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