第23回目のランダム演習です。一覧ページはこちら。
教職教養の各分野から、難問や奇問を排除した標準的な問題を10問扱います。力試しにどうぞ。解答はボタンをクリックすると見ることができます。
第1問
次の各文は、学習理論や学習指導に関するものである。(ア)〜(ウ)が表す理論について最も適当な名称と、最も関係の深い人物をそれぞれ選択肢から選べ。
(ア) 一斉指導の過程で、形成的評価を行い、一人一人の子どもの学習状況を診断しながら再学習を行い、総括的評価を行うことにより、共通の到達目標基準を達成する。
(イ) 知識や結論を学ぶだけでなく、その生成される過程や結論の導き出される過程に、学習者が主体的に参加する形で進められる。
(ウ) 子どもが実際に出会う具体的な場面を取り上げ、その中に潜む問題点を子ども自身に取り出させ、子どもが能動的にその解決に当たる過程で、科学的思考や手法を学び取らせていこうとする。
【選択肢】完全習得学習、問題解決学習、発見学習、ブルーム、デューイ、ブルーナー
第2問 心理療法について
( )は、エリスが提唱した心理療法。人間には適切な感情と不適切な感情があるが、物事をどうとらえるかによって不適切な感情から自分を解放することを目指す。
( )は、フロイトが創始した心理療法。自分の無意識的なものを意識化して、抑圧されたものを意識的に受容する患者の変化を求める。
【選択肢】論理療法 箱庭療法 精神分析療法
第3問
次の各文の説明として最も適当なものを選択肢から選べ。
(1) 自力では不可能であるが、大人の援助・指導があれば課題解決が可能である発達の領域のこと。
(2) リスト形式で提示された項目について記憶するとき、終末部の内容の方が記憶成績が優れていること。
(3) 小学校の中学年から高学年にかけて、同年齢からなる数名程度の気が合う仲間で安定的な仲間関係を築くようになる時期のこと。
【選択肢】ギャング・エイジ 発達の最近接領域 親近性効果
第4問
「他律的道徳から自立的道徳へ」という道徳性の発達の方向性を述べた[ ]の考えを基に、道徳的価値の判断基準「どのような判断基準で道徳的行動を起すのか」を中心として道徳性の3水準6段階の発達段階を提唱したのは、[ ]である。さらに、[ ]は、この理論を踏まえて、特に、向社会的道徳判断に焦点を当てた研究を積み重ねた。
【選択肢】アイゼンバーグ、ピアジェ、コールバーグ
第5問 次は、学習指導要領改訂の要点をまとめたものである。「昭和43〜45年改訂」と「平成20〜21年改訂」との間の改訂の要点として最も適切なものを選択肢からそれぞれ記号で選べ。
◯昭和33〜35年改訂
教育課程の基準としての性格の明確化
◯昭和43〜45年改訂
教育内容の一層の向上(教育内容の現代化)
◯昭和52〜53年改訂
( )
◯平成元年改訂
( )
◯平成10〜11年改訂
( )
◯平成20〜21年改訂
「生きる力」の育成、基礎的・基本的な知識・技能の習得、思考力・判断力・表現力等の育成のバランス
【選択肢】
(ア) 基礎基本を確実に身に付けさせ、自ら学び自ら考える力などの「生きる力」の育成(教育内容の厳選、総合的な学習の時間の新設)
(イ) ゆとりある充実した学校生活の実現(各教科等の目標・内容を中核的事項にしぼる)
(ウ) 社会の変化に自ら対応できる心豊かな人間の育成(生活科の新設、道徳教育の充実)
第6問 学校教育法第11条
校長及び教員は、教育上必要があると認めるときは、文部科学大臣の定めるところにより、児童、生徒、及び学生に懲戒を加えることができる。ただし、( )ことはできない。
【選択肢】出席停止を命じる 退学を命じる 体罰を加える
第7問 教育基本法第9条
法律に定める学校の教員は、自己の崇高な使命を深く自覚し、絶えず( )と( )に励み、その職責の遂行に努めなければならない。
【選択肢】学問 研究 研修 努力 修養
第8問 教育職員免許法の内容
・特別免許状が効力を有するのは( )年間である。
・免許状更新講習の時間は( )時間以上と定められている。
【選択肢】3 5 10 20 30
第9問 「教育課程企画特別部会 論点整理(補足資料)」(平成27年中教審)より、評価方法について。
(A) 知識やスキルを使いこなす(活用・応用・統合する)ことを求めるような評価方法。論説文やレポート、展示物といった完成品(プロダクト)や、スピーチやプレゼンテーション、協同での問題解決、実験の実施といった実演を評価する。
(B) 児童生徒の学習の過程や成果などの記録や作品を計画的にファイル等に集積。そのファイル等を活用して児童生徒の学習状況を把握するとともに、児童生徒や保護者等に対し、その成長の過程や到達度、今後の課題等を示す。
(C) 成功の度合いを示す数レベルの程度の尺度と、それぞれのレベルに対応するパフォーマンスの特徴を示した記述語(評価規準)からなる評価基準表。
【選択肢】ルーブリック ポートフォリオ評価 パフォーマンス評価
第10問
平成23年中央教育審議会から出された「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について(答申)」では、社会的・職業的自立や学校から社会・職業への円滑な移行に必要な力に含まれる要素の一つとして「基礎的・汎用的能力」があげられ、その具体的内容として4つの能力が明記されている。その4つの能力として明記されていないものを選択肢から1つ選べ。
【選択肢】
人間関係形成・社会形成能力 自己理解・自己管理能力
危機管理能力 課題対応能力 キャリアプランニング能力
360問分を高速復習できるPDFデータも用意しています(noteへ移動します)![]() |
|
前へ戻る ランダム演習22 |
次のランダム演習へ ランダム演習24 |
ランダム演習 一覧へ 教職教養 一問一答01-36【ランダム演習一覧】 |