効率の良い教職教養の勉強法「過去問を解く→出題箇所を書き込みノートに集約」

今回は教職教養の勉強法について、満点を目指すのではなく、合格点を取るための教職教養対策をまとめます。

教職教養対策に必要なもの

教採で受ける自治体が決まったら、次の2つを必ず用意しましょう。

用意すべきもの

1.受験する自治体の過去問

2.教職教養対策の書き込みノート

1.受験する自治体の過去問

どの自治体を受けるにしても、過去問は協同出版様が出しているものを買えばよいでしょう。試験直前期は品薄になるので早めに購入を。以下は東京都のもの

2.教職教養対策の書き込みノート

過去問とともに必要になるのが、教職教養対策の書き込みノートです。

教職教養対策の書き込みノートは、自治体の教職教養の難易度ごとに適切なものを選びましょう。

教職教養の比重がそれほど高くない自治体(関東では神奈川県、埼玉県など)では、以下の「教職教養30日完成」がおすすめです。薄い本ですが、教育法規・教育史・教育心理・教育原理・教育時事など教採で出題される内容を幅広くカバーしています。

教職教養の比重が高く、難易度の高い問題が出題される自治体(関東では東京都など)の場合は、もう少しレベルを上げて、例えば東京アカデミーの「セサミノート」を選ぶとよいでしょう。

 過去問は出題範囲を分析するために使う

過去問および書き込みノートの準備が完了したら、過去問を解きましょう。

解けない問題が多くても問題ありません。それを解けるようにするのが勉強なのですから。

解けた問題でも、解けなかった問題でも解説を読みましょう。その後、

「この問題を解くには、書き込みノートのどの部分の知識があればよかったのか?」

を探します。

この作業がとても重要です。

過去問の解きぱなしは頭に残りません。書き込みノートのどこから出ているのかを探すのです。見つけたら、出題年度を書き込みましょう。

このようにして、過去問の情報を書き込みノートに書いていくのです。

この作業は、少なくとも過去問5年分ほどはやっておきたいところです。この作業を通して、教育法規・教育史・教育心理・教育原理の構造が頭に作られ、自治体の”クセ”もわかってきます。

作業が終了したら(あるいは作業と並行して)、過去問で出題歴のある分野を中心に、書き込みノートの演習を行います(空欄に言葉を書き込んでいきます)。過去問で知った言葉について、書き込むという作業を通して知識の定着を図るのです。

書き込みノートに無い問題、割り切って捨てることも必要

ここで、

過去問の内容が書き込みノートに無い場合はどうするのか?

と、思った方もいるでしょう。

書き込みノートに必要な知識が載っていない場合は、その知識の内容によって、書き込みノートに追記するか、割り切ってその問題を捨てるか選択しましょう。

書き込みノートに1行追加するとか、余白にちょっと補足説明を書く程度のことで済む場合は、そうしましょう。書き込みノートを過去問を通してグレードアップさせるわけです。

もし、書き込みノートにまったく載っていない知識が必要になる場合、その問題は残念ながら、確実に得点できない問題である、と割り切ります。

真面目な方ほど、割り切るという考えには抵抗があるかもしれません。しかし、勉強時間は有限であるため、あらゆる出題に対処できる知識を頭に入れるのは無理です。勉強に必要な時間が限りなく増えてしまいます。

書き込みノートが扱う範囲を明らかに超えるような問題が試験当日出た場合は、選択肢を削るなどできる限りのことをした上で、自分の持っている「常識」をフル活用して解答する、と決めてしまうのです。

まとめ

今回は、効率の良い教職教養の勉強法ということで、

「過去問を解く→出題箇所を書き込みノートに集約」

しましょう、という話をしました。

受験勉強と一緒で、あれもこれもと参考書に手を出すのではなく、1冊の書き込みノートをきちんと仕上げることが大事です。

教採受験者は専門教養、論作文など教職教養以外にも、対策すべきことがあります。他の対策にかける時間を残すためにも、教職教養の対策は効率よく行いたいものです。

今回はここまでです。

なお、教員採用試験で必要となる教職教養の知識を効率的に学びたい方は、以下のシリーズが参考になるでしょう。リンク先にこの記事を含む86記事が一覧になっています。

教職教養 解説 全86記事 一覧

2018.12.29