倍率10倍超えの教採合格は……

教員養成セミナー1月号に、2018年夏実施の教採データが載ってます。

受験生の方は、自分が2019年夏に受験しようと考えている自治体の倍率を必ずチェックしましょう。

全国の結果を眺めていると、信じられない倍率の自治体をたくさん見つけることができます。国数英体の教科でいくつかピックアップします。すべて自治体名は伏せます。

ある自治体の教採、中学・国語の結果

受験者数127名 合格者 11名  (倍率11.5倍)

ある自治体の教採、中学・数学の結果

受験者数132名 合格者9名  (倍率14.6倍)

ある自治体の教採、中学・英語の結果

受験者数174名 合格者 15名  (倍率11.6倍)

ある自治体の教採、中学・保健体育の結果

受験者数147名 合格者 8名  (倍率18.3倍)

ある自治体の教採、高校・国語の結果

受験者数 135名 合格者 7名  (倍率19.2倍)

ある自治体の教採、高校・数学の結果

受験者数 230名 合格者 18名  (倍率12.7倍)

ある自治体の教採、高校・英語の結果

受験者数 53名 2次合格者 1名 (倍率53倍)

ある自治体の教採、高校・保健体育の結果

受験者数 126名 合格者 3名 (倍率42.0倍)

上表はテキトーに眺めて抜き出したもので、同様な高倍率の試験結果はいくらでも見つけることができます。

で、上の表をみてこれを読んでいる方がどう思うかです。

「倍率がどんなに高くたって受かっている人はいるんだ」

「受け続けていればいつかはうかるものだ」

と、前向きに考えられる方は、これ以降の文を読まない方がよいかもしれません。

私としては、

10倍を超える自治体で受かる見込みは小さいので、他の自治体を受験すべき

と考えます。

教員免許は開放免許制といってどこで受験してもOKな資格なわけです。

上の例で挙げた校種・教科で、倍率が低く、かつ合格者の多いところをあげてみると

ある自治体の教採、中学・国語の結果

受験者数107名 合格者 52名  (倍率2.0倍)

ある自治体の教採、中学・数学の結果

受験者数120名 合格者48名  (倍率2.5倍)

ある自治体の教採、中学・英語の結果

受験者数107名 合格者 40名  (倍率2.7倍)

ある自治体の教採、中学・保健体育の結果

受験者数179名 合格者 53名  (倍率3.4倍)

ある自治体の教採、高校・国語の結果

受験者数 252名 合格者 71名  (倍率3.5倍)

ある自治体の教採、高校・数学の結果

受験者数 119名 合格者 47名  (倍率2.5倍)

ある自治体の教採、高校・英語の結果

受験者数 307名 2次合格者 86名 (倍率3.6倍)

ある自治体の教採、高校・保健体育の結果

受験者数 358名 合格者 64名 (倍率5.6倍)

と、全然世界が違う!と思いませんか?

これは私の感覚ではありますが、教員採用試験は

10倍超えの場合は難しいが、7〜8倍程度であれば対策をすれば十分合格できる

試験だと思います。

せっかくどこを受けてもよいのであれば、合格可能性が高いところを受験したほうがよいのではないでしょうか?(どこで採用されても待遇面はほとんど同じです)

具体的には、10倍を切っていて、かつ採用者の多い自治体の受験をするべきです。多くの場合、都市圏にその条件にあう自治体があるはず。教員養成セミナーなどの情報を見て調べましょう。

倍率は高いが、どうしても地元の試験を受けなければならない場合は、併願をお勧めします。地元の自治体に受かればそれでOK、受からなくて”滑り止め”的に受けた都市圏の自治体で受かった場合はそちらで採用、もしどうしても地元に戻る必要があれば、数年の経験ののちに再び地元を受験すればよいでしょう。

今回は倍率に注目して、全国の受験に目を向けましょうというお話でした。

倍率がいくら高くても受験者が減らない自治体が多いのは、教員志願者の地元志向が強いということ。しかし担任等のキャリアを積むなどの視点から言えば、働く場所よりも合格することをまず優先した方がよいと私は考えます。

今回はここまでです。

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