【解説063】ハヴィガーストの発達課題、コールバーグの道徳性の発達段階説、マズローの欲求階層説
今回も段階がある理論です。 ハヴィガーストの発達課題 前回のエリクソンと同様に、ハヴィガーストは各発達段階ごとに達成すべき課題(発達課題といいます)を示した。人が社会の一員として健全な成長をするために、期待される社会的役…
今回も段階がある理論です。 ハヴィガーストの発達課題 前回のエリクソンと同様に、ハヴィガーストは各発達段階ごとに達成すべき課題(発達課題といいます)を示した。人が社会の一員として健全な成長をするために、期待される社会的役…
今回は段階がある理論。教採で出題されやすいので、順番に気をつけて整理したい。 ピアジェ、知能の発達段階説(4段階) ピアジェによれば、人は小学校に入学するあたりから保存の概念の獲得や具体的なものについて論理的な思考がで…
今回は発達に関する理論。内容を対比させながら整理すれば難しくない。 環境優位説のワトソン ワトソンは前回記事にも登場した、心理学を「こころ」でなく「行動」からとらえようとする行動主義心理学の創始者である。人間内部の「ここ…
ヴントから始まり、行動主義心理学、ゲシュタルト心理学、そして精神分析学と分化していく心理学の歴史のはじまりをみていく。 ヴント(1832-1920,ドイツ)の内観法 心理学の世界で最初に名前があがるのがヴント。ヴントに関…
開国〜明治維新後の、急ピッチで教育制度を整えていく様子をまとめる。 学制(1872年、明治5年) 廃藩置県など中央集権化を進めていた明治政府は文部省を1871年(明治4年)に設置、その翌年1872年(明治5年)、フランス…
前回は武士向けの、公的な教育機関を紹介したが、今回は民間の、私塾と呼ばれる教育機関を扱う。私塾は幕府の管理下にはなく、純粋に学問を極めるために設立された教育機関である。 古義堂(こぎどう)-伊藤仁斎(いとうじ…
今回はこれ。 江戸時代は参勤交代制度により、武士は江戸(中央)と地方を行ったり来たりしなくてはいけなかったため、それぞれに学校ができることになる。 昌平黌(しょうへいこう,昌平坂学問所とも)-林羅山 江戸にあった学校で、…
日本教育史は時代を江戸時代より前で1記事、江戸時代で2記事、近代で1記事の合計4記事分で解説する。今回は江戸時代より前、古代〜中世の話。 この分野は「誰がなんという学校をつくったか」という知識を整理していけば対応できるこ…
今回はデューイの影響を強く受けた方々について。 デューイ(1859-1952)は新教育運動を理論的に体系化し、子どもが主役で活動を重視した教育を行ったことで有名(前回記事参照)。そのデューイの影響は大きく、デューイ思想を…
今回は1900年前後、社会と教育のつながりを考えた3人を扱います。 ナトルプ (1854-1924) ドイツ 特徴的な名前!。ナトルプは、「新教育」の流れの中で、教育をもっと社会を通じて行うべきだと主張した人物。ヘルバ…
19世紀はヘルバルト派らの段階教授に見られるように、大人の立場から教育を考える風潮が強かった時代であった。しかし、19世紀の終わり頃からそうした教育を見直し、より子どもの立場あるいは社会の立場に立った教育思想が登場するこ…
今回は18世紀から19世紀にかけての大物3人。 ペスタロッチ(1746-1827) スイス ペスタロッチはルソー(前回の記事で扱ってます)の影響を受けまくっている。子どもの学習と農場労働を一体化した貧民学校の…