教育史・教育心理

【解説063】ハヴィガーストの発達課題、コールバーグの道徳性の発達段階説、マズローの欲求階層説

今回も段階がある理論です。 ハヴィガーストの発達課題 前回のエリクソンと同様に、ハヴィガーストは各発達段階ごとに達成すべき課題(発達課題といいます)を示した。人が社会の一員として健全な成長をするために、期待される社会的役…

【解説061】発達の要因。環境優位説のワトソン、成熟優位説のゲゼル、輻輳説のシュテルン、環境閾値説のジェンセン

今回は発達に関する理論。内容を対比させながら整理すれば難しくない。 環境優位説のワトソン ワトソンは前回記事にも登場した、心理学を「こころ」でなく「行動」からとらえようとする行動主義心理学の創始者である。人間内部の「ここ…

【解説060】心理学のはじまり。ヴントの内観法、ワトソンの行動主義心理学、ウェルトハイマーのゲシュタルト心理学、フロイトの精神分析学。

ヴントから始まり、行動主義心理学、ゲシュタルト心理学、そして精神分析学と分化していく心理学の歴史のはじまりをみていく。 ヴント(1832-1920,ドイツ)の内観法 心理学の世界で最初に名前があがるのがヴント。ヴントに関…

【解説058】江戸時代、主に民間向けの教育機関。古義堂は伊藤仁斎、咸宜園は広瀬淡窓、適塾の緒方洪庵

前回は武士向けの、公的な教育機関を紹介したが、今回は民間の、私塾と呼ばれる教育機関を扱う。私塾は幕府の管理下にはなく、純粋に学問を極めるために設立された教育機関である。  古義堂(こぎどう)-伊藤仁斎(いとうじ…

【解説057】江戸時代、主に武士向けの教育機関。昌平黌(しょうへいこう)は林羅山、弘道館は水戸藩、明倫館は長州藩、閑谷学校は岡山藩。

今回はこれ。 江戸時代は参勤交代制度により、武士は江戸(中央)と地方を行ったり来たりしなくてはいけなかったため、それぞれに学校ができることになる。 昌平黌(しょうへいこう,昌平坂学問所とも)-林羅山 江戸にあった学校で、…

【解説056】日本教育史(古代〜中世)。綜芸種智院は空海、金沢文庫は北条実時、足利学校は上杉憲実。

日本教育史は時代を江戸時代より前で1記事、江戸時代で2記事、近代で1記事の合計4記事分で解説する。今回は江戸時代より前、古代〜中世の話。 この分野は「誰がなんという学校をつくったか」という知識を整理していけば対応できるこ…

【解説055】デューイ思想の継承者3人。プロジェクト・メソッドのキルパトリック、「個」重視ドルトン・プランのパーカスト、「個と集団」両方重視ウィネトカ・プランのウォッシュバーン

今回はデューイの影響を強く受けた方々について。 デューイ(1859-1952)は新教育運動を理論的に体系化し、子どもが主役で活動を重視した教育を行ったことで有名(前回記事参照)。そのデューイの影響は大きく、デューイ思想を…

【解説054】1900年前後、社会と教育のつながりを考えた3人。社会的教育学ナトルプ、教育による社会化デュルケム、集団教育マカレンコ

今回は1900年前後、社会と教育のつながりを考えた3人を扱います。 ナトルプ (1854-1924)  ドイツ 特徴的な名前!。ナトルプは、「新教育」の流れの中で、教育をもっと社会を通じて行うべきだと主張した人…

【解説053】1900年またぎでヘルバルト派から子ども中心の流れへ。児童中心主義のエレン・ケイ、実験学校を作ったデューイ

19世紀はヘルバルト派らの段階教授に見られるように、大人の立場から教育を考える風潮が強かった時代であった。しかし、19世紀の終わり頃からそうした教育を見直し、より子どもの立場あるいは社会の立場に立った教育思想が登場するこ…

【解説052】1800年またぎの3人。孤児や貧民の救済に尽力したペスタロッチ、4段階教授法のヘルバルト、世界初の幼稚園フレーベル

今回は18世紀から19世紀にかけての大物3人。  ペスタロッチ(1746-1827) スイス ペスタロッチはルソー(前回の記事で扱ってます)の影響を受けまくっている。子どもの学習と農場労働を一体化した貧民学校の…