教員採用試験のオススメ問題集・参考書 教職教養は3分類して対策を

勉強には枠組みが必要です。

たとえば世界史の勉強を進める上で、ギリシア時代・ローマ時代・イスラームの時代・中世…など、時代の”枠組み”を持っておけば、新しい知識に対して「これは〇〇時代のころの話だからこういう歴史的文脈で考えれば良さそうだ」というようにして情報の整理がしやすくなります。

教採の教職教養でも同様で、過去問題をみて「これは教育法規だ」とか「これは教育心理」だ、とか分野の分類を出来るようにしておくと勉強がはかどるでしょう。

今回は教採の勉強をこれから本格的にはじめる方むけに、教職教養の分類について紹介します。

教職教養の分類は5分野ではなく3分野で十分

教採の参考書をみると、教職教養は大抵次の5分野に分類されていることが多いようです。

「教育法規」「教育史」「教育心理」「教育原理」「教育時事」

いろいろ参考書を見て見るとわかるのですが、これらのうち、

「教育史」と「教育心理」

「教育原理」と「教育時事」

はそれぞれ共通の要素が多く、特に勉強を始めたばかりの方にとっては分類そのものが難しいと考えられます。

そこで、分類の面倒さを解消するために、はじめのうちは次のように3つの分野に分類することをおすすめします。

「教育法規」「教育史&教育心理」「教育原理&教育時事」

では、それぞれどういう内容を意味するのか、出題形式とともに一応説明しておきます。

教育法規

これは説明不要だと思いますが、法律関係ですね。日本国憲法、教育基本法、学校教育法など教育現場に関係のある法律についての出題です。出題方法としては、

「正誤判定系」…法律の内容の説明があっているかどうか判断する

「穴埋め形式」…法律の条文の穴あき部分に入るワードを答える

「分離系」………文言をみてどの法律のものか判断する

の3パターンがあるかと思います。

教育史&教育心理

コメニウスが『世界図絵』を著したとか、ソーンダイクの試行錯誤説とか、要するに「誰それが何をした(提唱した)のか」という知識系の内容です。教育史は教育の思想、教育心理は何らかの実験が元になっていることが多いです。

教育原理&教育時事

学習方法、問題行動、特別支援教育、学習指導要領などテーマは多岐に渡ります。教育原理として分類されるような内容でも、ベースになる資料が答申であったりするので、原理と時事はセットで考えて置くほうが分類がすっきりすると思います。答申や報告書系の問題はすべてこちらに分類すると考えてよいでしょう。

分野ごとに対策の仕方を変える

上記3分類ごとに、対策の仕方を変えるとよいでしょう。

「教育法規」「教育史&教育心理」については、要するに知ってますか?知りませんか?の話なので、勉強しておけばほぼ確実に点数がとれる分野です。勉強した人間が確実に取れる分野ということは、

この分野を落とすと合格が厳しくなる

という意味でもあります。勉強をしたかどうかがはっきりとでる分野です。

一方、「教育原理&教育時事」についてはやや状況が異なります。この分野は膨大な量の答申などから出題されることが多いため、半分ぐらいとれればいいや、というつもりでよいと思います。対策としては、重要そうな答申を絞り、何を書いているのか?と重要なキーワードを押さえることが考えられます。しかし、めちゃくちゃ答申を読み込んだのに、日本語の語感だけで簡単に解けてしまう問題がでたり、あるいは逆に選択肢が紛らわしく作られすぎたりして解けないなど、受験生目線では勉強の”コストパフォーマンス”の悪い分野ということもできると思います。ある程度の割り切って勉強する必要があると言えるでしょう。

ではどのように対策すればよいのか

「教育法規」「教育史&教育心理」「教育原理&教育時事」

のうち、前2つ「教育法規」「教育史&教育心理」についてはやるべき範囲を決めることが重要です。受ける自治体に応じて、次のいずれかの「書き込みノート」形式の参考書を用意するとよいでしょう。

一般教養と教職教養がセットで出題されるような自治体では、次の「教職教養30日完成」がオススメです。何と言っても範囲がギュッと絞られているので無駄が少ないです。出題の多くはこの参考書でカバーできるでしょう。

 

東京都など、教職教養が単独で重めに出題される自治体の場合は、もう少し詳し目の「セサミノート」を利用するとよいでしょう。

他にも多くの参考書が市販されているようですが、上2つはシェア率も高いですし、信頼が置けると思います。

上記のような書き込みノートを仕上げた後は、各自治体の過去問に取り組みましょう。

 

過去問を解いた後に上記の書き込みノートに戻る姿勢が大事です。「過去問のこの内容は書き込みノートのどの部分ができればよかったのか」と対応する内容を探すわけですね。

以上の要領で「教育法規」「教育史&教育心理」の点数は上がっていきます。

残る分野「教育原理&教育時事」については、上の書き込みノートでもある程度は対応できますが、きちんと扱うには雑誌を読むなどした方が良いです。ただこれに関しては教職教養の問題対策として考えるとコスト・パフォーマンスがよくありません。つまり対策したからといって必ず問題が解けるとは限らないということです。個人的な意見ですが、雑誌についてはモチベーションを上げるために読む、というような要素が大きいと思います。「書き込みノート&過去問」を優先にし、余裕があれば取り組むという感じでも良いかもしれません。

 

 

今回は、教職教養を3つに分類する方法の紹介と、それぞれの対策方法についてかきました。受験生目線での現実的な考え方だと思います。今後の教採の勉強を進めていく上で参考になれば幸いです。

では。

 

スポンサーリンク